写真展告知
静岡市美術館:写真をめぐる100年のものがたり
2024年8月10日 09:00
静岡市美術館では、令和6年度国立美術館巡回展「写真をめぐる100年のものがたり」を10月4日(金)から開催する。
同展は、京都国立近代美術館(1963年開館)のコレクションを中心に、19世紀末から現在に至るまでの68作家・180点余りの作品を展示する。
展示の核となるのは、アメリカの写真収集家アーノルド&テミー・ギルバート夫妻が収集した「ギルバート・コレクション」。
1986年、京セラ株式会社によって「ギルバート・コレクション」が購入され、日本初の大規模な写真コレクションとして京都国立近代美術館に寄贈された。その後も収集活動は続き、現在では約2,000点が写真コレクションに登録されている。
同展では、同コレクションに東京国立近代美術館や国立国際美術館からの作品も加え展示していく。
各時代を代表する写真家の良質なプリントを堪能できる貴重な機会となる。
なお、国立美術館巡回展は、国立美術館の所蔵作品などを活用し、地方における鑑賞機会の充実を図るために開催されるものだが、同展は静岡市美術館でのみでの開催となる。
近代写真の父アルフレッド・スティーグリッツが芸術としての写真の確立に努めてから100年以上が経ちますが、写真はどのように発展し、見られ、語られてきたのでしょうか。本展では、日本の美術館で先がけて大規模な写真コレクションを築いた京都国立近代美術館のコレクションを中心に、19世紀末から現在に至るまでの約180点で、多様に広がる写真表現の変遷をたどります。カルティエ=ブレッソン、木村伊兵衛、ロバート・キャパ、ユージン・スミス、森村泰昌、トーマス・ルフなど、各時代を代表する作家たちが登場します。
会場
静岡市美術館
開催期間
2024年10月4日(金)~11月17日(日)
開催時間
10時00分~19時00分(展示室入場は閉館30分前まで)
休館日
月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
観覧料(前売り・団体料金)
- 一般:1,300円(1,100円)
- 大高生・70歳以上:900円(700円)
- 中学生以下:無料
主な出品作家(敬称略・順不同)
- エドウィアード・マイブリッジ
- アルフレッド・スティーグリッツ
- エドワード・スタイケン
- ポール・ストランド
- 野島康三
- エドワード・ウェストン
- アンドレ・ケルテス
- ブラッサイ
- アンリ・カルティエ=ブレッソン
- 木村伊兵衛
- 東松照明
- ロバート・キャパ
- W・ユージン・スミス
- カール・ブロスフェルト
- ベルント&ヒラ・ベッヒャー
- 杉本博司
- 森村泰昌
- トーマス・ルフ
- やなぎみわ