イベントレポート

東京オリンピックロゴが入った三脚やストラップが登場予定

ギフト・ショー秋2018で

「第86回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2018」が9月4日から7日にかけて東京ビッグサイトで開催された。主催はビジネスガイド社。

同見本市は、ノベルティグッズや生活小物などが展示されるイベント。当サイトは9月7日に会場を訪れたが、10時の開場を待たずに多くの来場者が詰めかけていた。

会場では多岐にわたる商品が展示されていたが、その中で見かけたデジタルカメラ関連製品の展示を紹介していきたい。

東京オリンピック2020の公式ライセンス製品が多数展示

東展示場には「東京2020ライセシング事務局ブース」が設けられており、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの公式ライセンス製品が多数展示されていた。

会場を覗いてみると、その中には写真・映像・光学機器メーカーの製品があった。

まず、三脚および一脚、自撮りに対応する延長棒が目に入ってくる。いずれもパイプ色には東京オリンピックのイメージカラーである藍色が採用されていた。残念ながら、実機の展示は間に合わなかったとのことで、製品パネルのみの展示。

パネル内容を見ると、ベルボン株式会社の製品をベースにしていることがわかった。発売時期は2018年末の予定。希望小売価格は全て税別で、三脚が4,880円、一脚が2,380円、延長棒が4,880円の予定。

他にもカメラ関係製品を探すと、カメラストラップとクリーニングクロスが。いずれもパネルによれば、株式会社エツミ製となっている。ストラップはSとLの2種類で、大会の公式エンブレムと公式キャラクターがあしらわれていた。

カラー展開は、藍色と深い赤(カメラストラップのみ黒も)。色ごとに描かれているマスコットキャラクターとロゴが異なっており、藍色には東京オリンピックエンブレムと「ミライトワ」が、赤には東京パラリンピックエンブレムと「ソメイティ」がそれぞれあしらわれている。発売は2018年内の予定で、価格は未定とのこと。

カメラストラップSはコンパクトデジタルカメラに対応する、ネックストラップタイプの製品。使用時の全長は53cmで、カメラ取りつけ部の紐は1つ(肩吊り)。大会マスコットキャラクターがあしらわれた液晶画面クリーナーが付属する。

3色展開となる用意されるカメラストラップLは、幅10mmのアクリル生地が用いられており、大会エンブレムがテープ部に、根革に「TOKYO 2020」の刻印が入る。使用時の全長は102〜128cm。

液晶クリーニングクロスのサイズは23×23cmで、素材はポリエステル。エンブレムと同じく市松模様を盛りこんだデザインとなっている。

大会ロゴの入ったA4サイズのフリーアルバムの展示も。ナカバヤシ株式会社製でアルバム本体とその補充台紙があった。12月下旬の発売予定で、希望小売価格は全て税込で、フリーアルバムが2,808円、台紙が1,026円。

参考出品であったがエンブレムデザインを大胆に採り入れたデザインで、深い青と赤が白抜きのロゴで更に引き締められた印象。アルバム本体には、オリンピック仕様のコメントシールが付属するとのことだ。

近くには双眼鏡の展示もあった。白色のボディに東京オリンピックのエンブレムと公式キャラクターをあしらったデザイン。東京オリンピックと東京パラリンピック両バージョンで展開されており、ボディカラーは共通。倍率は8倍、対物レンズ有効径は21mm。

株式会社ビクセンの製品で、発売時期は12月を予定。希望小売価格は税込5,400。

Ra96の高演色の照明をスマホに

株式会社ムサシトレイディングオフィスは、Ra96の高演色LEDを採用したグリップつきの照明「TL800-96-SH」を展示していた。

自動車関係の商品を取り扱っているということだったが、ユーザーからの求めで、照明を発売するに至ったとのこと。

発光部上部にスマートフォンホルダーを有しており、これを外せばコンパクトデジタルカメラ程度の重量であれば設置することができると思われる。また、底面には強力なマグネットが仕込まれており、90度の壁面に設置しての使用も提案していた。内蔵のフックで吊り下げて使用することも可能。

料理の撮影やパーティーシーンでの利用を想定しているとのこと。SNSやYouTubeの投稿作品にも最適だという。Instagramなどに投稿するお客へのサービスとして、店内での貸出用にと、その場で予約した飲食店もあったそうだ。

本体には、2,200mAhのリチウムイオン電池を使用。3.5時間のフル充電で「HIGH」(600Lm)で約2時間、「LOW」(50Lm)時は約24時間の使用が可能。防水規格IP54にも対応する。外形寸法は75×100×220mm。重量は450g。価格は、いずれも税別で雲台とステーの付属版が1万6,800円、本体のみは1万3,800円。10月上旬の発売予定だが、販路は未定とのこと。

ブレない動画が魅力のウェアラブルカメラ

株式会社ThinkFormは、画角240度のウェアラブルカメラ「OmiCam」を展示していた。

撮像素子は1,200万画素で、4K/30fpsの動画記録が可能。防水対応はIP65。重量は90g。

手ブレ補正機能を搭載しており、登山などで常に画面が揺れて記録されてしまうようなシーンでも、ブレの目立たない映像記録が可能だという。

利用シーンは、登山や自転車、オートバイなど。ペットにショルダーハーネスをつけてペットの視点を体験してみる、といった提案も。

スマートフォンとは専用のアプリで連携する。ライブ配信や映像編集が手軽に楽しめるという。

防水ケースも用意されており、10mの水深まで対応するとのこと。

発売時期は年末年始頃の予定で、価格は3万円台を予定しているとのことだ。

ノベルティ向けの自撮りフラッシュライト

株式会社トレードワークスは、スマートフォンやタブレットに取り付けて利用するタイプのフラッシュライトを3種類展示していた。「セルフィーフラッシュライト」と「ビッグクリップセルフィーフラッシュライト」、「カメラレンズ付セルフィーフラッシュライト」の3製品。

いずれもノベルティグッズ向けの商品。ネット注文からは1個から受け付けるとのこと。

直接スマートフォンやタブレットにクリップ部を介して取り付ける。ビッグクリップセルフィーフラッシュライトとカメラレンズ付セルフィーフラッシュライトのクリップ部背面にはシリコンが用いられており、様々な幅の製品に取り付けできる。

セルフィーフラッシュライト

4段階の調光に対応した製品で、micro USBでの充電に対応する。LEDの数は15灯。角度調整も可能だ。価格は税別1,800円。

ビッグクリップセルフィーフラッシュライト

36個のLEDを配したリング形状が特徴的な製品。電源は単4電池2本を使用する。価格は税別1,550円。

カメラレンズ付きセルフィーフラッシュライト

中央にレンズを有するリング形状のフラッシュライト。LEDの数は8個。電源は内蔵式でmicro USBで充電する。価格は税別2,800円。

本誌:宮澤孝周