イベントレポート
【CP+】東芝、V90対応256GBのSDXCカード「EXCERIA PRO N502」を発表
読み出し270MB/秒、書き出し260MB/秒を実現
2018年3月2日 15:02
CP+2018の初日にあたる3月1日、東芝メモリ株式会社はSDメモリーカードの新製品を発表。プロ仕様の「EXCERIA PRO」ラインの最上位モデルとして4月下旬に発売する。価格は未定。
発表されたのは、ビデオスピードクラスV90、UHS-IIなどに対応したSDメモリーカード。ラベルには、EXCERIA PROの名称に加え、「N502」の表記が見られる。ただし、発売時に日本向けの商品名は別のものになる可能性があるとのこと。
ラインナップは、32GB(以上SDHC)、64GB、128GB、256GB(以上SDXC)の4製品。読み出し270MB/秒、書き出し260MB/秒を実現しており、これは256GB製品では初の快挙となる。
発表当日、CP+2018の東芝ブースで行われた発表会では、高速性能と動画撮影にさらに磨きをかけたという、「新世代EXCERIA PRO」というキーワードが飛び出したほか、4Kおよび8Kへの対応を見据えたスペックである旨が強調された。これまでもEXCERIA PROは、プロ向けの高速タイプとして東芝ブランドのメモリカード製品の最上位ラインを保持してきた。今回のN502は、その上のラインに位置するという。
東芝ブースではその速さを体感できるように、各社の最新UHS-II対応カメラの実機展示が行われていた。FUJIFILM X-H1、D850、LUMIX GH5s、OM-D E-M1 Mark IIという豪華な布陣だ。
東芝ではEXCERIAについて、以前よりプロフォトグラファーが務めるアンバサダーを前面に出したプロモーションを実施してきた。今回アンバサダーに、小川晃代さん(ペット・子ども)と清水大輔さん(タイムラプス)を追加することで、プロフォトグラファーや写真愛好家への訴求効果を拡大する。ブースの各所にアンバサダーによる作品が展示され、その傍には撮影の様子がわかる動画を見ることができた。
また、CP+2018の最終日にあたる3月4日(日)16時15分からhは、昨年12月から1月にかけて応募を受け付けていたフォトコンテスト「EXCERIA×PHOTRAVELERS」の授賞式&トークショーが開催される。Facebook上でのコンテストで、テーマ「旅」に対して、3,789作品の応募があったそうだ。
その他発表会では、有村架純さんが出演するFlashAirの新テレビCMが披露されるなど、今後に向けたメモリカード市場への注力ぶりがうかがえる内容だった。