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ニッシンが映画を制作?ショートムービー「最後の閃闘士」が公開

Di700AとAir1が活躍するコスプレ活劇 おなじみの写真家も出演

ニッシンジャパンが製作したYoutube動画「最後の閃闘士」本編が、9月18日22時に公開された。

この動画は、CP+2015のニッシンジャパン・ステージで、同社のスタッフがストロボの精「Di700Aちゃん」というコスプレで登場したことが始まり。Di700Aちゃんは、その名の通り、ニッシンのワイヤレスTTL対応ストロボ「Di700A」をモチーフとするキャラクター。

これがCP+2015のときの「Di700Aちゃん」。扮しているのは写真家の大村祐里子さん。今回のショートムービーでも別役で登場している。

Di700Aちゃんを見たニッシンのセミナー講師を務めるフォトグラファー、アーウィン・ウォンさんがショートムービー化の構想に没頭、1週間で脚本を書きあげたのがきっかけで、この作品が生まれたそうだ。

9月8日に予告編が公開され、いよいよ本日、本編の視聴が可能になった。

ストーリー

主人公は、写真好きな女子高生「灯月 輝」(ひづき あきら)。彼女は、カメラ店の主人として人目を忍んで暮らしているかつて閃闘士だった老人から、閃闘士の証である”Air”を受け継ぐ。それを狙う暗影(クラカゲ)大魔王らに襲われ拉致されるが、カメラ店主の死をきっかけに閃闘士リューネに変身し、ついに暗影大魔王と対決する…

キーアイテムは、「Air」と呼ばれる、光を操る小型装置。閃闘士の資質を持つ限られた者に、伝説のAirは授けらる。このAirが、Di700Aをワイヤレス制御するコマンダー「Air1」をモチーフにしているのは明らかだ。実際、見ためはAir1そのものである。

主人公が変身した「閃闘士リューネ」は、Di700Aちゃんを発展させたキャラクター。光を表すリューネに対し、悪役の「暗影大魔王」は影という相反する性格を担う。ニッシンジャパンでは、「光が強くなればなるほど、影も濃くなるという、お互いの存在を補い、不可分であるという矛盾を生じさせていることが、物語のベーストーンとしてあります。これは、実際の光と影の性質をよく表していると言えます」と説明。ストロボメーカーならではの、もっともらしい落とし所だ。

ヒロインの「灯月 輝」を若手俳優の川口紗弥加さんが、「暗影大魔王」には劇団☆新感線の右近健一さんが務める。

また、カメラ店主として写真家の玉内公一さん、囚えられるカメラマン役として当サイトでも同じみの写真家、礒村浩一さんが登場。ニュースアナウンサー役には、CP+2015で元祖「Di700Aちゃん」に扮した写真家・大村祐里子さんが演じている。「ドアノブ少女」を撮影した写真家えはらあいさんも、輝の友人役として参加しているのも見逃せない。

ストロボメーカーがノリで作ったにしては本格的すぎるこの作品、さすがにライティングに手抜かりはなくかっこいいので、ぜひご覧いただきたい。

(本誌:折本幸治)