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ニッシン、電波式ワイヤレスTTL対応のストロボDi700A
コマンダーAir1とのキットも 3グループを個別/一括コントロール
Reported by 本誌:鈴木誠(2015/2/4 12:18)
ニッシンジャパンは、電波式ワイヤレスTTL方式に対応したコマンダー「Air1」と、対応するスレーブ機能を内蔵したクリップオンストロボ「Di700A」を2015年4月に発売する。2月12日〜2月15日まで開催するイベント「CP+2015」に展示する。
価格は「Air1+Di700Aキット」(キヤノン用、ニコン用)が税込2万9,700円。ニッシンデジタル・ダイレクト各店、フジヤカメラ店などで取り扱う。ソニー用は後日発売予定。
2.4GHz帯の電波式ワイヤレスTTLシステム「NAS」(Nissin Air System)を採用した製品。事前にペアリングした機器同士のみが通信するほか、混信回避のためにチャンネルも8つから選べる。日本の技適マークを取得済み。キヤノン製など他社の電波式ワイヤレスシステムとの互換性はない。
ダイヤル式の操作パネルを採用するコマンダーのAir1からは、TTL時に1/2EVステップ、マニュアル時に1EVステップで調光できる。ハイスピードシンクロ、後幕シンクロにも対応。A〜Cの3グループを個別・一括コントロール可能でき、スレーブのDi700Aの照射角設定にも対応する。
スレーブ設定にあたり、Di700AとAir1が同一マウント用である必要はなく、混在可能。その場合でもTTLオートを使える。
スピードライトDi700A
主な特徴は従来機Di700を継承。新方式「NAS」のほか、光学式ワイヤレスTTL、SD/SFにも対応する。単体価格は税込2万4,840円(キヤノン用、ニコン用)。
最大ガイドナンバーは54(照射角200mm・ISO100/m。以下同)、48(同105mm)、28(同35mm)。オートズームのカバー域は24〜200mm以上。ワイドパネル使用時は16mm。
電源は単3型電池4本。クイックローディングシステムを採用する(BM-02マガジン。BM-01と互換性なし)。
発光間隔は0.1〜4秒、発光回数は200〜1,500回(内部バッテリー使用時)。閃光時間は1/800〜1/30,000秒。外部電源端子、シンクロ端子、ストロボ増設用端子を備える。
色温度は約5,600K。調光補正範囲は±2EV(1EVステップ)。AF補助光の有効範囲は0.7〜6m。
ヘッド可動範囲は上90度、下7度、左右各180度。正面位置ロック機構を持つ。
外形寸法は約140×75×115mm、重量は約380g(電池除く)。