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自分撮り機能を強化した「OLYMPUS PEN Lite E-PL7」

タッチ自分撮りに便利な“下開き”モニター採用。新アートフィルターも

 オリンパスイメージングは、ミラーレスカメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL7」を9月下旬に発売する。マイクロフォーサーズのPENシリーズにおいて、最上位機E-P5の下位モデル。

シルバー
ホワイト
ブラック

 価格はオープン。商品構成および店頭予想価格は、ボディのみが6万6000円前後、14-42mm EZレンズキットが8万1,000円前後、EZダブルズームキットが9万6,000円前後の見込み。※いずれも税別

 本体色はシルバー、ホワイト、ブラック。

 下方向に180度回転するタッチパネル式の液晶モニターを新たに採用。ほかにも自分撮りのニーズを意識した撮影補助機能が盛り込まれている。Wi-Fi機能をPEN Liteシリーズで初搭載し、スマートフォン用「OI.Share」アプリとの連携で画像転送やリモート撮影が行なえるようになった。

 液晶モニターは3型104万ドットのタッチパネル式。下開き状態にすると「自分撮りモード」が起動し、ライブビュー画像が自動的にミラー表示に切り替わる。下開きにしたことで、タッチ操作時に手がレンズに干渉することなく撮影できるメリットがある。

 同モードでは、カメラ目線で自分撮りをするための補助として、シャッターボタンを押してから1秒後にレリーズされるといった配慮も特徴とする。

 外観上の特徴は、PEN Liteシリーズで初めてボディ前面を革調素材で覆っている点。トップカバーの刻印はE-P5と同様の「OLYMPUS PEN」とした。金属ダイヤルはアルミ削り出し。

 アートフィルターは「ヴィンテージ」および「パートカラー」が加わり全14種類となった。パートカラーでモノクロ化せずに残す色は、画面上のダイヤル操作で全18色から選べる。

 イメージセンサーは有効1,605万画素のLive MOS。感度はISO200〜25600(拡張でISO100相当も設定可)。シャッター速度は1/4,000秒〜60秒、バルブ・タイム(最大30分)。露光中のプレビューが可能な「ライブバルブ」も利用可能。

 画像処理エンジンは同社フラッグシップ機OM-D E-M1と同じTruePic VIIを搭載し、レンズや絞り値に応じた処理を行なうファインディテールIIを利用できる。手ブレ補正はOM-D E-M10と同様というボディ内3軸VCM補正。ファインダー像も安定する。

 バッテリーは新規の「BLS-50」。BLS-5と同形状で容量アップした。リチウムイオン充電器BCS-5で充電可能。

BLS-50

 外径寸法は114.9×67×38.4mm。重量は約309g(本体のみ)、約357g(バッテリー、メディア込み)。

同梱のストロボを装着したところ

 関連アクセサリーも新規に発売する。

 「本革ボディージャケットCS-45B」(税別5,700円)は、E-PL7専用のカメラケース。装着したまま下開きチルトが可能。同時発売の本革レンズジャケット(別ページで紹介予定)、および既発売の本革ネックストラップとコーディネートできる。

ブラウン
ライトブラウン
ブラック

 専用の「防水プロテクターPT-EP12」は、レンズポート交換をサービスでの対応とし、対応レンズを限定することで小型化した。価格はオープン。店頭予想価格は税別6万円前後の見込み。

防水プロテクターPT-EP12

(本誌:鈴木誠)