CIPA、2010年の国内出荷を前年割れと予想


 一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は27日、デジタルカメラと交換レンズの2009年における出荷実績および2010年の出荷見通しを発表した。

レンズ交換式一眼レフは前年超え

 2009年のデジタルカメラ総出荷台数は1億590万台(前年比88.4%、以下同)。2007年以来、3年連続で1億台を上回ったという。内訳は、レンズ交換式一眼レフが990万台(102.3%)、レンズ一体型が9,600万台(87.2%)。

 このうち国内向け出荷は970万台(87.7%)。タイプ別ではレンズ交換式一眼レフが110万台(85.6%)、レンズ一体型が870万台(88.0%)と軒並み前年を割る結果となった。

 また、海外向け出荷は9,610万台(88.5%)。タイプ別ではレンズ交換式一眼レフが880万台(104.8%)、レンズ一体型が8,730万台(87.1%)。

 一眼レフ用交換レンズの総出荷は1,610万本(102.8%)と堅調に推移。国内向け出荷が180万本(95.8%)、海外向け出荷が1,430万本(103.8%)。

 なお、レンズ交換式一眼レフタイプのカテゴリーにはマイクロフォーサーズシステムとユニット交換式カメラを含む。

2010年は海外成長に期待

 2010年(1月~12月累計)のデジタルカメラ総出荷見通しは、1億990万台(2009年比103.8%、以下同)。タイプ別ではレンズ交換式一眼レフが1,100万台(111.1%)、レンズ一体型が9,890万台(103.0%)と予想した。特にレンズ交換式一眼レフに関して、海外市場での成長に期待するとしている。

 国内向け出荷は940万台(96.9%)、海外向け出荷は1億50万台(104.6%)と予想。国内については2009年の出荷見通しに続いて、前年割れを予想する。

 このうち、レンズ交換式一眼レフタイプは国内では110万台(100.0%)で現状維持を予想する一方、海外では990万台(112.5%)と成長を見込む。レンズ一体型は国内が830万台(95.4%)、海外が9,060万台(103.8%)。

 一眼レフ用交換レンズの総出荷は1,790万本(111.2%)となる見通し。レンズ交換式一眼レフ市場と連動して成長が継続しているためという。国内向け出荷が190万本(105.6%)、海外向け出荷が1,600万本(111.9%)と予想している。



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2010/1/27 14:15