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H&Yの可変ND+CPLフィルターが「EVO」に

マグネットとネジ込みの両方に対応

株式会社レイクプラッツ(H&Y Fiters JAPAN)は、「HD Evo-series ND3-1000+CPL Filter Kit」を6月25日(火)に発売した。

可変NDフィルターの減光(約1.5段~10段分)と、偏光フィルター(CPL)による反射光調節の2つの効果が得られる2in1フィルター。アダプターリングとEVOフィルターで構成する。

マグネティックモード(マグネット式着脱)と、スクリューインモード(ねじ込み式)の2つの取り付け方法に対応し、取り付け方法によって利用できる機能が変化するのが特徴。

マグネティックモードでは、ND3-1000+CPLとして機能。中央のノブを回すとPLフィルターによる反射光の調節が行え、先端の枠を回すとNDの濃度が調節できる。

アダプターリングを介さず、レンズへと直接ねじ込んで固定するスクリューインモードでは、ND3-1000として機能。先端の枠を回すとNDの濃度が調節できる。

スクリューインモードではCPLは機能しないが、アダプターリングを介さないため、枠厚が約9.9mmから約6.7mmに減少。広角レンズ使用時のケラレ発生が抑えられるという。

なお、調整ノブは固定式のため、バヨネット式レンズフードの併用はできない。

また、EVOシリーズ各種(プロテクションフィルターを除く)に付属のマグネット式レンズアダプターをレンズに取り付けることで、マグネットによる着脱・交換が可能。

このほか、強い光源が入るシーンでもフレアやゴーストを最小限に抑えられる低反射コーティング、優れた平面性による解像度、撥水・防汚・防傷・帯電防止コーティングなどを特徴とする。

加えて、従来のH&Yマグネティックフィルターと互換性があり、付属アダプターリング・ステップアップリング(品番:MA)や、レンズキャップ(品番:LC)の使用、各種マグネット式フィルターとの交換や重ね付けにも対応。

H&Yが供給し、マルミ光機のマグネットスリムフィルター(Marumi Magnetic Slim Filter)とも互換性がある。

通常は別売となる、マグネティックレンズキャップが付属する。

ラインナップと価格

  • 67mm:税込1万7,600円
  • 72mm:税込1万9,400円
  • 77mm:税込2万2,900円
  • 82mm:税込2万4,700円
  • 95mm:税込2万6,400円(近日発売予定)
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。