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【CP+2024】H&Y、世界初のマグネット装着/ねじ込み両対応のフィルターシステムなど

SMDVからはフルカーボンのスタンドが登場

CP+2024で展示されていたH&Yのフィルター新製品

CP+2024の会期にあわせ、H&Y Filter Japanが新製品を発表している。いずれも会場で手に取ることが可能だ。

EVO

EVOシステムに対応したアダプターリングとフィルター

マグネットでレンズ先端にレンズフィルターを装着するシステムを展開しているH&Y。新システム「EVO」に対応するフィルターは、専用のアダプターリングを介してマグネットで装着する「マグネティックモード」と、レンズ先端にねじ込んで固定する「スクリューインモード」のどちらでも利用できる。つまり、マグネット式以前からある方法も使えるわけだ。

頻繁にフィルターを替えるような撮影はマグネティックモードで、1つのフィルターを装着したままの場合はスクリューインモードで、といった使い分けが考えられる。

EVOに対応した各種・各サイズのフィルターキットを春から順次投入するとのこと。当面は直販のみで価格は未定。

Natural CPL

Natural CPL

ニュートラルな色味と反射率0.2%の低反射コーティング、さらにシャッター速度が落ちにくい高透過偏光膜採用したCPLフィルター。上記のEVOシステムにも対応している。従来のH&Yマグネット式丸形フィルターとも互換性を維持している。

Cinematic CPL

Cinematic CPL

CPLフィルターにホワイトミストの効果を加えた製品。写真家の関一也氏が監修しており、ポートレート撮影に最適としている。

67/77/82mmのそれぞれにソフト効果の違いで1/4と1/8の2通りを用意。防汚・撥水コーティングも施した。CPL操作用のノブも備えている。

発売は2月。直販価格は67mmが1万4,880円、77mmが1万5,880円、82mmが1万6,880円。マグネットアダプターリングが付属する。

NEMO FRIP SOFTBOX

NEMO FRIP SOFTBOXのうちの2製品

モノブロックストロボのSMDVブランドからも新製品が発表された。

SMDV製品でおなじみのワンタッチセットアップ機構を採用する「SMDV FLIP」シリーズのうち、スクウェアタイプのソフトボックスが「NEMO」。

サイズは60×60、80×80、100×100、60×90、75×100、90×120、30×90,30×120、35×150。価格は未定。発売時期は3月下旬。

FLIP BOUNCE 44

FLIP BOUNCE 44

バウンスライティング用に設計されたソフトボックス。こちらもワンタッチセットアップ機構を持つ。上面が黒く、側面が白という不思議な構成で、どのような効果が期待できるのだろうか。メーカーでは「トップ照明が必要なとき」「天井が低くて被写体が近いとき」「複数の照明を設置するのに最適なスペースの場合」といった使用例を挙げている。

直径1,100mm。価格は未定。3月下旬に発売予定。

Flex Stand C-09

Flex Stand C-09(会場に実物あり)

フルカーボンをうたうスタジオ機材用のスタンド。これまでアルミ製だった脚部にもカーボンを使用している。最大高は2,250mmで重量は987g。最大荷重は7kg。

スタンドを固定した状態で装着した照明機材を開店させる機構を持つ。また、ウェイトバッグをかけるためのバッグハンガーを備えている。

発売時期は3月下旬。価格は未定。

H&Y×SMDVダブルブランド Flip Gソフトボックス

H&Y×SMDVダブルブランド Flip Gソフトボックス

SMDV FLIPシリーズにH&Yのロゴを入れた製品。ダブルブランドバージョンとすることで大量に特注、価格を抑えたという。

本誌:折本幸治