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【CP+2024】ニコンブースはZ 8と“Plena”の撮影体験が人気。Z fcの新ファームウェアを先行展示

CP+2024のニコンブースでは、Z マウントシステムを中心に展示を行っている。ブース内は「NIKON EXPERIENCE AREA」「NIKON CREATIVE TOWN」に分かれており、前者が長らくニコン製品を使用するユーザー向け、後者が新規や若年層向けになっている。

各種体験コーナーは整理券制のため、長時間列に並ぶということはない。効率よくブース内を回ることができそうだ。持参したSDカードに撮影コーナーで撮影したデータを記録して持ち帰れる。

来場特典として、ニコンイメージングジャパンの公式LINEを登録すると、手ぬぐいがもらえる企画を実施している。登録画面をインフォメーションで掲示する。

NIKON EXPERIENCE AREA

Z システムすべてのラインアップをエリアの中央に配置。こちらのエリアでは最新ファームウェアを搭載した「Z 8」や、玉ボケが特徴の交換レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 Plena」を数多く用意している。

Z 8の体験コーナーでは、2月7日(水)に公開されたファームウェア Ver.2.00を試せる。階調の豊かさを特徴とするピクチャーコントロール「リッチトーンポートレート」や、美肌機能も体感可能。ブラインドの隙間から日の光が差し込む様子を再現しており、日常的なポートレート撮影体験を用意する。

Plenaの体感コーナーでも、しつらえられた庭のシチュエーションで、写真と動画の2通りが体験できる。動画コーナーでは、リモートグリップ「MC-N10」や三脚、ジンバルなど他社のアクセサリーを装着した状態でPlanaを体験できる。周囲で光るLEDライトが、Plenaの特徴でもある玉ボケを引き起こす趣向だ。ボディには「Z 9」「Z 8」「Z f」を用意する。

NIKKORレンズ90周年を記念した展示も実施。戦後の復興を支えたというスクリューマウントレンズ「NIKKOR-H・C 5cm F2」などNIKKORレンズの歴史を語る上で欠かせない交換レンズたちが並ぶ。

高台には恒例となったの超望遠レンズコーナーを用意。手持ちで使用できるサイズ感の高倍率望遠ズームや、三脚に据わる超望遠単焦点レンズが連なる。ブース内に鳥の模型を配置しており、「Z 9」「Z 8」に搭載する被写体検出「鳥」の体験ができる。

そのほか、ディスプレイを使ったHEIFとJPEG画像の比較展示や、画像真正性に関する機能の紹介コーナーも用意。各種製品に関する説明カウンターではユーザーからの質問に直接答える。

NIKON CREATIVE TOWN

レンガ調の床など北欧の町並みをイメージさせるこちらのエリアでは、新規層に向けた展示を行う。中央部分には「Z f」などのタッチ&トライコーナーを備え、コミュニケーションロボット「LOVOT(ラボット)」を被写体として用意する。時間によってはモデル撮影も体験できる。

展示している「Z fc」には近日公開予定のファームウェアを搭載。新機能として、オープニングの追加、インフォ画面の選択機能(12色)、動画撮影時の赤枠表示機能が追加された。

オープニング画面が表示されるようになる。設定でオンオフ可能。ランダムで複数パターンあるという
インフォ画面もプレミアムエクステリアに合わせて12色から選べる
動画撮影画面では赤枠が表示される

撮影ブースには模擬的なカフェ空間を用意し、テーブルフォトやポートレート撮影が楽しめ、友人同士や家族との撮影を再現できる。Z fとテーブルフォトに適した標準レンズの組み合わせが用意されている。

撮影ブース入り口には「Z f」の真鍮とアルミダイヤルのモデルを用意。実際に触ってダイヤルの感触の違いを味わえる。

Webマガジン「NICO STOP」コーナーも用意。NICO STOPに参加するフォトグラファーによるギャラリーを展開。そのほか、NICO STOPを象徴するバスの停留所を模したオブジェを展示する。

本誌:佐藤拓