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ニコン Z 8のファームウェアVer.2.00が公開。鳥専用モードやオートキャプチャーなど追加

ニコンは2月7日(水)、ミラーレスカメラ「Z 8」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号は2.00。

Z 8発売以降初の大型アップデートとしており、フラッグシップ機「Z 9」や最新機種「Z f」などに搭載されている静止画・動画撮影の新機能を追加したという。

被写体検出には「鳥」専用のモードを追加。様々なシーンで鳥の検出性能が向上し、野鳥撮影をより強力にサポートするという。あらかじめ設定した撮影条件を被写体が満たすと自動で静止画・動画を撮影する「オートキャプチャー」機能も追加した。

また、「ピクセルシフト撮影」も追加。複数枚のRAWファイルを専用ソフトで合成し、16コマ・32コマでは約1億8,000万画素の高解像度画像を得られる。静止被写体向けの機能で、建築物や美術品の細かな装飾、昆虫の複雑な模様など、被写体の色、質感、構造といったディテールを細部まで描写できるとしている。

ピクチャーコントロールに「フラットモノクローム」(FM)、「ディープトーンモノクローム」(DM)、「リッチトーンポートレート」(RP)が追加。リッチトーンポートレートは、白トビを抑えつつ肌のディテールを表現し、既存の「ポートレート」よりもメリハリのある画像になるという。

このほかにも、撮影機能、操作・表示、ネットワークおよびアプリケーション関連、不具合修正など、多くの変更が含まれる。一覧はファームウェアのダウンロードページで確認可能。Ver.2.00公開に伴い、補足説明書も公開している。

本誌:鈴木誠