ニュース

3万年分の星空をシミュレーション…「ステラナビゲータ12」

株式会社アストロアーツは3月15日、Windows用ソフトウェア「ステラナビゲータ12」を発売した。税込価格はパッケージ版が1万5,400円、ダウンロード版が1万3,860円。直販サイトでは、発売記念として3月31日まで1万4,300円(パッケージ版)、1万2,870円(ダウンロード版)の割引価格で販売する。

星空や天文現象を再現する天文シミュレーションソフト。今夜の星座や恒星・惑星を始め、過去と未来で3万年の太陽や月、惑星といった太陽系天体の位置計算ができ、日食や月食なども再現することができる。

皆既日食中の日食帯

撮影した惑星画像や太陽表面画像の貼り付け、観測した太陽黒点の編集、日食時のコロナ画像の貼り付けにも対応した。天体望遠鏡のコントロールや、天体写真の構図検討などに使える天体観測支援機能も備えている。

閲覧できる天体数は、従来品の1万天体から約3万天体へと数を増やし、太陽系の衛星は24個から187個へ大幅増加。新星や超新星、ベテルギウスやミラなどの変光星は、観測に基づいて正確な明るさで計算されるようになった。

流星群のダストトレイルや隕石の軌道、エッジワース・カイパーベルト、オールトの雲、発見が相次ぐ系外惑星の軌道など、新たな天体もサポート。青空や夕暮れ、皆既日食中の空の変化なども再現されている。

プラネタリウムコンテンツとしては「天文学を巡る旅」や「3つのギリシャ神話物語」などが用意されている。また、番組エディタ機能を使用することで自身で星空のストーリーやプラネタリウムのような番組も制作できる。

本誌:佐藤拓