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「FUJIFILM X-H2」が新品部門1位を獲得。Map Camera10月ランキング

中古部門は「α7C」が首位に

シュッピン株式会社は11月12日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2022年10月1日~10月31日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

富士フイルム X-H2

1位:富士フイルム X-H2
2位:ニコン Z 9
3位:富士フイルム X-S10
4位:ソニー FX30
5位:キヤノン EOS R5
6位:ソニー α7 IV
7位:キヤノン EOS R7
8位:キヤノン EOS R3
9位:キヤノン EOS R6
10位:ニコン Z 6II

富士フイルムのAPS-Cミラーレス機「X-H2」が新品部門1位を獲得した。2位以下に差をつけての首位獲得だったが、同社ではボディ単体の供給が不足気味としている。富士フイルムはこのほか「X-S10」が3位を獲得。X-S10は供給不足の状態が長らく続いていたが、2022年3月以来のランクインとなった。

ニコンのフルサイズミラーレス機「Z 9」が2位にランクイン。2021年12月の発売当初から供給不足状態が継続していたが、同社ではようやく安定した入荷が続くようになったとしている。このほか、「Z 6II」が6月以来のランクインで10位に位置している。

ソニーは、動画撮影向けの「FX30」が4位を獲得。先月のランキングで1位だった「α7 IV」は6位にランクを落とした。α7 IVについてはメーカーからの供給も潤沢な状態で、同社としてもここまでのランクダウンは予想していなかったという。

キヤノンからは4機種がランクイン。「EOS R5」が5位、「EOS R7」が7位、「EOS R3」が8位、「EOS R6」が9位を獲得している。ランク外だが、「EOS R10」が11位、「EOS RP」が12位に続いている。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7C

1位:ソニー α7C
2位:キヤノン EOS R5
2位:富士フイルム X-T4
4位:ソニー α7 IV
5位:富士フイルム X-S10
6位:キヤノン EOS 7D Mark II
6位:ソニー α6400
8位:ソニー α7 III
9位:キヤノン EOS R6
10位:キヤノン EOS R

ソニーのフルサイズミラーレカメラ「α7C」が中古部門の1位を獲得した。長きにわたり中古部門1位の座を守っていた「α7 III」(8位)よりも、中古価格が落ちてきている点が理由のひとつだと同社は分析している。ソニーはこのほか、「α7 IV」が4位に、「α6400」が6位に位置している。

キヤノンの「EOS R5」が2位にランクイン。新品部門でも好調な同機は新品・中古の価格差が開いてきており、かつ比較的コンディションの良いものが多いことで、新品/中古を選ぶユーザーがわかれていると同社はコメント。このほか一眼レフカメラの「EOS 7D Mark II」が6位に、「EOS R6」が9位に、「EOS R」がランクインしている。

富士フイルムの「X-T4」が同2位を獲得。X-T4は、生産完了により同社では問い合わせが増加しているという。このほか、新品部門でもランクインした「X-S10」が5位を獲得した。

今回のランキングで一眼レフカメラは「EOS 7D Mark II」(6位)の1機種にとどまったが、ランク外にはキヤノン「EOS 5D Mark IV」(15位)、ニコン「D850」(16位)、「D500」(17位)らが名を連ねた。同社では、外国人観光客が状態の良い一眼レフカメラを探して購入しているケースが多いという。

本誌:宮本義朗