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ソニー「α7 IV」が新品部門1位に。キヤノンは5機種がランクイン

中古部門は「α7 III」が首位陥落 Map Camera8月ランキングより

シュッピン株式会社は9月12日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2022年8月1日~8月31日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

1位:ソニー α7 IV

1位:ソニー α7 IV
2位:ニコン Z 30
3位:キヤノン EOS R10
4位:キヤノン EOS R7
5位:リコーイメージング RICOH GR IIIx
6位:富士フイルム X-H2S
7位:キヤノン EOS R3
8位:キヤノン EOS R6
9位:キヤノン EOS R5
10位:富士フイルム X-T4

ソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7 IV」が5月以来となる、新品部門1位を獲得した。同社では、レンズキットよりもボディ単体で購入する人が多いという。新品部門でソニー製カメラのランクインはこの1機種のみだった。

ニコンのAPS-Cミラーレスカメラ「Z 30」が2位にランクイン。同社ではボディ単体よりもズームキットで購入する人が多かったという。この理由について「Zカメラのサブ機としての使用より、動画撮影機として単体での使用を想定される方が多いからか」と同社は分析している。

キヤノンのAPS-Cミラーレス機「EOS R10」「EOS R7」が3位・4位に並んだ。同社では、EOSシリーズを初めて使うという人の購入が多かったという。その中で、より低価格のEOS R10に人気が集まったと同社はコメント。現在はいずれも品薄となっており、ボディ単体・レンズキットともに取り寄せ状態としている。

キヤノンはこのほか「EOS R3」が7位を、「EOS R6」が8位を、「EOS R5」が9位を獲得。計5機種がランクインした。2022年に入ってからも好調が続いていた「EOS RP」はランク外の15位。需要が増えるなかで、供給が追い付かない状況になっているという。

前月1位だった富士フイルムの「X-H2S」は6位にランクダウン。同社では在庫も潤沢にある状況で、「X-H2の登場が噂に上がっていたので買い控えの兆候も見られたようです」とコメントしている。

中古デジカメ販売月間ランキング

キヤノン EOS RP

1位:キヤノン EOS RP
2位:ソニー α7 III
3位:キヤノン EOS 7D Mark II
4位:ソニー α7 II
5位:富士フイルム X-T4
6位:キヤノン EOS 5D Mark IV
7位:富士フイルム X-T3
8位:ソニー α7C
9位:ソニー α7 IV
10位:ソニー α7R III
10位:EOS R6

キヤノンの「EOS RP」が中古部門の1位を獲得した。新品の供給不足が影響して、中古に人気が集中している状況だという。このほか、キヤノンは一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」が3位を、「EOS 5D Mark IV」が6位を獲得した。

2位はソニーの「α7 III」。11カ月守った首位の座をEOS RPに譲る形となった。ソニーのカメラはこのほか、「α7 II」が4位、「α7C」が8位、「α7 IV」が9位、「α7R III」が10位を獲得。計5機種がランクインした。

本誌:宮本義朗