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ライカ、1961年の初代ズミルックスM 35mmを復刻。“優れた描写性能と独特の表現”
2022年10月20日 22:17
ライカカメラ社は、ライカMマウントレンズ「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm」を11月に発売する。価格は税込57万2,000円。
ライカが“クラシックライン”と呼ぶ、過去の名レンズを再現したシリーズに属する4本目。オリジナルのズミルックスM f1.4/35mmは1961年に登場し、同じ光学系を継承して35年以上に渡り販売されたロングセラーとして知られる。発売当時は世界で最も明るい広角レンズだったという。
本製品も1961年に登場したオリジナルと同じ光学的計算に基づき、ドイツ・ウェッツラーにあるライカの工場で製造されているという。鏡筒のスタイリングは“スチールリム”と呼ばれる初代をベースとし、無限遠位置でピントレバーがロックされる機構も再現されている。最短撮影距離は1m。
レンズ構成は5群7枚。優れた描写性能と独特の表現を持つとしており、逆光では意図的にレンズフレアを取り入れた作画も可能。F2.8まで絞れば、シャープで歪曲もない描写が得られるという。
フードは2種類が付属。オリジナルの“スチールリム”に組み合わされるOLLUXタイプのものと、スリットタイプで46mm径のフィルター装着も可能なものを用意している。外装仕上げはシルバークローム。
鏡筒の外径は66.5mm、全長は35mm、重量は200g(いずれもフードなし)。