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富士フイルム、カメラ4機種・レンズ2本の最新ファームウェア公開

富士フイルムは9月29日、ミラーレスカメラのXシリーズ4機種およびXFレンズの2本に対し、最新ファームウェアを提供開始した。

対象製品はX-H2S、X-T4、X-T3、X-S10、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS、XF56mmF1.2 R WR。

更新内容は以下の通り(引用)。

X-H2S(Ver.2.00)

1.ファイルトランスミッター(FT-XH)に対応しました。
 ファイルトランスミッター(FT-XH)をカメラに取り付けると、以下の機能がご使用になれます。
 有線LANや無線LANなどを使用して、画像の転送やテザー撮影する。
 有線LANや無線LAN、スマートフォンのUSBテザリング機能を使用して、撮影した画像をFTPサーバーに転送する。
 ファイルトランスミッター(FT-XH)を取り付けた複数台のカメラ(最大4台)をパソコンやスマートフォン、タブレットのブラウザーで操作して動画を撮影する。

2.AF機能の追加と改善
 動画撮影メニューのMFアシストに「フォーカスメーター」機能を追加しました。
 「被写体検出AF」で小さい被写体を撮影した場合、稀に後ピンとなる現象を修正しました。

3.特定設定で連写撮影後にシャッターボタンを半押しすると、稀にカメラの動作が一時的に止まる現象を修正しました。

4.電子シャッターでフラッシュ撮影した場合、稀にハイスピードシンクロ発光で同調しない。またはシャッター速度によっては撮影画像に黒い影が写り込む現象を修正しました。

5,XF18-120mmF4 LM PZ WRを装着し、動画スタンバイ状態からシャッターボタンを半押しするとスルー画表示が数秒フリーズする現象を修正しました。

6.その他軽微な不具合を修正しました。

X-T4(Ver.1.60) / X-T3(Ver.4.40) / X-S10(Ver.2.50)

1.フジノンレンズXF18-120mmF4 LM PZ WRの機能にあわせてカメラメニュー内のズーム/フォーカスの操作・機能が追加変更されました。

・セットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定>タッチパネル設定に「タッチズーム」設定を追加。
・セットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定に「電動ズームレンズファンクション(Fn)設定」を追加。
Fn設定の割り当てに電動ズームレンズの選択機能が可能です。
*追加機能:「ズーム/フォーカスコントロールリング」「定速ズーム(T/W)」、「MF定速フォーカス(N/F)」
・セットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定に「レンズズーム/フォーカス設定」を追加。
*追加機能:「定速ズーム」の速度設定(8段階)、「定速フォーカス」の速度設定(8段階)、「定速ズーム/フォーカス操作」によるスタート/ストップ・押下中のみの切替、「ズームリング回転方向」設定、「ズーム/フォーカスコントロールリング」の用途設定(ズーム・フォーカスの切換)
・「フォーカスリング」と「フォーカスリング操作」の設定がセットアップメニュー>操作ボタン・ダイヤル設定>「レンズズーム/フォーカス設定」に移動し、「フォーカスリング」のメニュー名称が「フォーカスリング回転方向」に変更しました。

2.フジノンレンズXF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRとの組合わせで、絞り制御のパラメーターを最適化し、スルー画/動画の露出追従が向上しました。

3.動画モードでもAF+MFが出来るようになりました。

XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(Ver.3.24)

1.特定の条件下において「メカシャッター」または「電子先幕シャッター」方式を使った静止画撮影時の解像度を向上しました。

XF56mmF1.2 R WR(Ver.1.01)

1.インターバルタイマー撮影時の軽微な不具合を修正しました。

本誌:佐藤拓