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高校生の熱き戦い「写真甲子園2022」が本日開幕。3年ぶり“写真の町”に選手が集結

開会式が行われた東川町環境改善センター(北海道上川郡東川町)

「写真甲子園2022」(第29回全国高等学校写真選手権大会)が、北海道上川郡東川町で7月26日に開幕した。本格的な競技は27日に始まる。

写真甲子園は、高校写真部・サークルを対象に、1994年から続く高校生が写真の腕を競う大会。全国11ブロックから、予選を勝ち抜いた18校(選抜枠2校を含む)が集い、東川町および近隣地域で同一条件のもと作品(組写真)を制作。7月29日まで4日間の大会日程を戦い、優勝を目指す。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、過去2大会(第27回・第28回)はWebを中心に開催。今年は待ちに待ったリアル開催となり、“写真の町”に3年ぶりに選手が集結した。

開会式の様子

開会式では、審査委員長の立木義浩氏が選手を激励した。同氏は「コロナに立ち向かうつもりで、写真に向かって挑んでいただきたい」とエール。また、「皆さんがスマホで普段撮っている、活き活きとした感じを今回の審査で見せていただきたいと思っています。“写真とはこういうものだ”と教わっているかもしれませんが、今回はそれを壊して、縦横無尽に頑張ってください」と、様々な想いを抱えながらこれから戦いに向かう選手たちに、温かいメッセージを送った。

審査委員長の立木義浩氏
緊張感のある選手たちの表情

本戦大会出場校

北海道ブロック

北海道岩見沢東高等学校(初出場)
北海道札幌稲雲高等学校(初出場。選抜枠)

東北ブロック

仙台市立仙台工業高等学校(2年ぶり2回目)

北関東ブロック

埼玉栄高等学校(2年ぶり14回目)
埼玉県立戸田翔陽高等学校(6年ぶり2回目)

南関東ブロック

翔凜高等学校(2年連続2回目)
神奈川県立逗葉高等学校(初出場)

東京ブロック

東京都立総合芸術高等学校(2年連続4回目)
東京都立八丈高等学校(初出場。選抜枠)

北陸信越ブロック

富山県立富山中部高等学校(2年連続2回目)

東海ブロック

豊川高等学校(3年ぶり3回目)
愛知県立小牧南高等学校(3年ぶり4回目)

近畿ブロック

大阪府立生野高等学校(2年ぶり5回目)
大阪府立工芸高等学校(4年ぶり17回目)

中国ブロック

山口県立下松高等学校(2年ぶり6回目)

四国ブロック

済美高等学校(初出場)

九州・沖縄ブロック

沖縄県立嘉手納高等学校(初出場)
沖縄県立沖縄工業高等学校(3年連続3回目)

本誌:宮本義朗