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「写真甲子園2022」が閉幕。優勝は大阪府立生野高等学校

優勝した大阪府立生野高等学校のメンバー。左から監督の吉田充彦さん、白石琴乃さん、難波歩さん、渡辺大翔さん

「写真甲子園2022」(第29回全国高等学校写真選手権大会)の本戦が7月29日に閉幕。同日に行われた審査会を経て、優勝は近畿ブロック代表の大阪府立生野高等学校に決定した。

写真甲子園2022は、全国の高校写真部を対象に各ブロック予選を勝ち抜いた18校(内1校欠場、1校途中棄権)が本戦に参加。北海道東川町および周辺地域(1市4町)を舞台に、7月26日から29日にかけて高校生の“写真日本一”を競った。本大会をリアル開催したのは3年ぶり。

大会最終日の29日は、朝7時から東川町にて最後の撮影に挑んだ選手たち。その後のセレクト会議を経て、最後の審査会へと進んだ。厳しい日程にもかかわらず、選手たちは最後まで懸命にカメラをかまえ続けた。

審査委員長の立木義浩氏は、「写真を撮るにあたってなにか負荷が掛かったときに、みんなの力で“現状の中で一番いいものを作っていこう”というのが今回の写真にあらわれていたと思います。本当に頼もしく思いました」と選手たちを讃えた。

選手たちにメッセージを送る立木義浩氏

優勝チームのコメント

難波歩さん:本当に嬉しいです。ファーストステージでうまくいかない部分があって、ファイナルステージはとにかく悔いがないように全力で取り組もうと思っていました。全員、悔いのない撮影ができたと思います。

渡辺大翔さん:困ったり悩んだりしたこともあったけど、僕の力だけではとても無理だし、みんなのチームワークがあってこそだと思います。これからもチームワークを大事にしていきたいと思います。

白石琴乃さん:本当にこの3人でこの場に来られたことが何よりもうれしくて、最高に楽しかったです。

優勝旗を受け取った生野高等学校の選手たち
大阪府立生野高等学校のファイナルステージの作品。各校の予選から本戦までの作品は、写真甲子園のWebサイトに掲載されている

最終結果

優勝

・大阪府立生野高等学校

準優勝

・沖縄県立沖縄工業高等学校

優秀賞

・東川町長賞:富山県立富山中部高等学校
・美瑛町賞:北海道岩見沢東高等学校
・上富良野町長賞:東京都立八丈高等学校
・東神楽町長賞:愛知県立小牧南高等学校
・旭川市長賞:沖縄県立嘉手納高等学校

キヤノンスピリット賞

高校生らしく既存概念にとらわれない斬新な取り組みに対し贈られる賞。
・平良有理佳さん(沖縄県立沖縄工業高等学校)

本誌:宮本義朗