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1インチセンサー含む3眼カメラ。ライカ共同開発スマホ「Xiaomi 12S Ultra」海外発表
2022年7月6日 07:00
Xiaomiは7月4日、同社が初めてライカと共同開発したスマートフォン「Xiaomi 12S」シリーズを中国市場向けに発表した。価格は12S Ultraが5,999人民元(約12万2,000円)から、12S Proが4,699人民元(約9万5,600円)から、12Sが3,999人民元(約8万1,400円)から。日本での販売に関する情報はない。
フラッグシップモデルとなる「Xiaomi 12S Ultra」は、メインカメラに1インチのソニー「IMX989」センサーと、35mm判換算23mm相当となる非球面8枚構成のレンズを採用しているとアピール。レンズは反射防止コーティングのほかに外周の墨塗りも行い、フレアやゴーストの発生を抑えたという。
カメラ部分には、3つのカメラをまとめて「バリオ・ズミクロン 13-120mm F1.9-4.1 ASPH.」の名前が与えられている。各レンズの仕様は次の通り。
・超広角:13mm相当F2.2(1/2インチ48MPクアッドベイヤー。デュアルPD AF)
・広角:23mm相当F1.9(1インチ50.3MPクアッドベイヤー。オクタPD AF)
・望遠:120mm相当F4.1ペリスコープ(1/2インチ48MPクアッドベイヤー。デュアルPD AF)
カメラ周囲には23金のリングを配し、端末の表面はカーフスキン調というカメラの張り革のような仕上げとした。ディスプレイは6.73型AMOLED。チップセットはSnapdragon 8+ Gen 1 Mobile Platformを採用している。
シャオミとライカがスマートフォンを共同開発し、7月に製品を発表することは、5月に予告済み。北京のシャオミに、ライカがエンジニア3人のチームを送るといった連携のもとに開発されたという。
今回発表されたXiaomi 12Sシリーズは、前述のUltraのほかに「Xiaomi 12S Pro」と「Xiaomi 12S」を加えた3機種で、いずれもライカと共同開発したカメラや画作りを搭載し、共通仕様として10ビットRAW記録にも対応。ちなみにUltraを除く2機種はメインカメラに1/1.28インチセンサーを採用している。
画作りは、忠実再現を目指した“ライカルック”だという「Leica Authentic」と、スマートフォン写真に関するシャオミの知見も踏まえて共同開発したビビッド系の「Leica Vibrant」の2モードを用意。ライバル機と比べて写実的な方向性であると示した。