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ソニー、有効約3,300万画素の「α7 IV」海外発表。2,500米ドルで12月発売
2021年10月22日 00:16
ソニーは10月21日、ミラーレスカメラ「α7 IV」(ILCE-7M4)を海外で発表した。日本のWebサイトに製品情報は掲載されていないが、北米では12月にボディ単体で2,500米ドルで発売する。
同社フルサイズミラーレスカメラの最新機種。「Beyond Basic」(ベーシックのその先へ)を合言葉としており、α7 IIIに続くスタンダードモデルの位置付けと見られる。製品紹介動画では、静止画と動画のハイブリッドなカメラであり、Web会議のようなオンラインコミュニケーションにも活躍する機能が盛り込まれた点がアピールされていた。
イメージセンサーは有効約3,300万画素の裏面照射型CMOS。画像処理エンジンはBIONZ XR。α1で開発された最新の画像処理アルゴリズムを搭載しているという。感度はISO 50-204800。10-bit HEIFでの記録にも対応する。
AF/AE追随での連写速度は最高10コマ/秒。画面全体の94%をカバーし、759点のAFポイントを持つ位相差AFを利用できる。AF-SモードでのAF速度も高めたという。
4K動画は、7Kオーバーサンプリングで生成。αシリーズで初めて、動画時にも鳥のリアルタイム瞳AFが使えるようになったという。新開発のフォーカスアシスト機能として「Focus Map機能」も搭載した。
また、対応する純正レンズでは、距離情報を元にフォーカスブリージングを後補正し、画角を維持する機能も利用できるという。
α7 IVに合わせて、クリップオンストロボ「HVL-F60RM2」「HVL-F46RM」の2機種も発表。北米では11月発売予定としている。
操作系の変更点としては、背面右手側上部の露出補正ダイヤルが機能カスタマイズ可能になっている。従来は露出補正操作の専用ダイヤルだったが、α7 IVではISO感度や音声録音レベルの変更などにも幅広く使えるようになった。
センサーシフト式の5軸手ブレ補正機構を内蔵。液晶モニターはタッチ操作対応のバリアングル式。メニュー構成はα7S IIIからの新デザインとなっている。
Web会議などのストリーミング用途には、美肌効果を与えた状態でライブ配信できる点や、アーカイブ用として同時録画ができるようになった点がアピールされている。
また、環境問題や持続可能性への配慮として、リサイクル素材の採用や、梱包材の変更を行ったという。
記録メディアはSD/CFexpress Type Aの兼用スロットと、SD専用スロットを1つずつ装備。
バッテリーはNP-FZ100。撮影可能枚数は約520枚/580枚(EVF/LCD)。
外形寸法は約131.3×96.4×79.8mm、重量は約658g(バッテリー、記録メディア込み)。参考までにα7 IIIは同約126.9×95.6×73.7mm、約650g。