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富士フイルム、X-Pro3/X-T4の最新ファームウェア。MF時のスポット測光エリアが中央固定となる不具合の修正など

対象機種のひとつX-Pro3

富士フイルムは6月29日、ミラーレスカメラX-Pro3およびX-T4の最新ファームウェアを公開した。

更新内容は両機種で共通。フォーカスモードをMFにし、測光モードをスポット測光に設定した際に、測光エリアが常に中央で固定される問題と、特定のファイル名で画像を記録した際にカメラ内で再生できない問題などが修正される。

更新バージョンは、X-Pro3およびX-T4ともにVer.1.21となる。

更新内容(引用)

[1]フォーカスモード:MF、測光モード:スポットのときにフォーカスエリアを中央以外に移動させても、スポット測光がエリアに連動せず、常に中央固定になる問題を修正しました。

[2]ファイル名編集機能で特定のファイル名付けたときに画像がカメラで再生できない問題を修正しました。

[3]その他軽微な不具合を修正しました。

両機種の概要

X-Pro3とX-T4は、ともに有効約2,610万画素のX-Trans CMOS 4(裏面照射型)を搭載し、画像処理エンジンX-Processor 4を組み合わせたAPS-Cミラーレスカメラ。X-Pro3はチタン素材を採用した外装や、背面モニターを隠し仕様とするなど、趣味性を追求したデザインが話題を呼んだ機種。X-T4は、Xシリーズで初めてボディ内手ブレ補正機構が搭載されたX-H1に次いでボディ内手ブレ補正機構を搭載したモデル。新開発のシャッターユニットの搭載やバリアングルモニターの採用、バッテリーがGFX100Sと共通のものになっているなど、それまでのX-T一桁シリーズから大きく進化したモデルとなっている。

本誌:宮澤孝周