ニュース

マウス、1kg以下ながら14型sRGB比100%ディスプレイを搭載したクリエイター向けノート「DAIV 4P」

マウスコンピューターは6月8日、クリエイター向けパソコンブランド「DAIV」シリーズより、sRGB比100%の広色域パネルを採用した14型ノートPC「DAIV 4P」を発売した。標準構成モデルの販売価格は15万3,780円(税込)。

マグネシウム合金とナローベゼルデザインからなる新筐体を採用した14型のノートパソコン。フットプリント308.8×213mm(厚みは16.4mm)の筐体にアスペクト比16:10、1,920×1,200ピクセル(WUXGA)表示に対応する14.0型パネルを搭載(ノングレア。色域はsRGB比100%)。約92%の画面占有率を達成しながらも、約985gの重量を実現したとしている。また、アスペクト比を16:10とすることで、フルHDの作業領域を確保しながら、上下にタスクバーやメニューバーを表示した状態で使用できる点もポイントだとしている。

CPUにはインテルの第11世代Core i7プロセッサー(1165G7)を採用。クロック数は2.80GHz(4コア8スレッド)で、TB時には最大4.70GHzで動作する。

独立したGPUは搭載しておらず、グラフィックスはCPUに統合されたインテル Iris Xe グラフィックスが担う。高い描画性能と機械学習処理やメディアエンコード処理を効率的に行うことが可能だとしており、Adobe Photoshop 2021によるAIを活用した「被写体を選択」機能に要する時間は、DAIV 4N(2020年モデル)と比較して約43%の短縮が確認できたとしている(DAIV 4N:約6.4秒、本製品:約3.6秒)。

メモリの搭載容量は16GB(8GB×2)で、最大搭載量は64GBまで。DDR4-3200 SO-DIMMを採用している。ストレージはM.2規格NVMe接続の512GBを搭載。

拡張端子にはThunderbolt 4に対応するUSB Type-Cポートを1基搭載(右側面。USB PD対応)。またUSB 3.1かつUSB PD対応のUSB Type-Cポートを左側面に1ポート備える。他にUSB Type-Aを2ポート(左右各1)、HDMIポート(1基。右側面)、ステレオミニジャックを備える。SD UHS-Iに対応するカードリーダーも搭載している。

2つのUSB Type-CポートとHDMIポートにディスプレイを接続することで、最大4画面によるマルチディスプレイ環境の構築も可能となっているという。

無線はWi-Fi 6に対応。Bluetooth 5も内蔵している。OSはWindows 10 Home 64ビット。バッテリーでの動作時間は約12時間。

展開モデルは標準構成タイプに加え、メモリを32GB搭載し、ストレージ容量を1TBにした「DAIV 4P-H」(税込17万5,780円)などもラインアップしている。ストレージは、カスタマイズメニューからPCI Express Gen4×4に対応した高速タイプへ変更することも可能となっているという。

本誌:宮澤孝周