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ハッセルブラッド、PhocusおよびPhocus Mobile 2をアップデート。色収差除去などの機能を強化

ハッセルブラッドは5月18日、画像処理ソフトウェア「Phocus」と同モバイル版「Phocus Mobile 2」の最新バージョンを公開した。

Phocus

RAWデータの現像のほか、テザー撮影やカメラのコントロールで利用できるソフト。

更新バージョンは3.6で、新たに盛りこまれた主な機能は以下の3点。

1.フォーカスブラケット撮影機能の拡張
テザー撮影中のフォーカスブラケット撮影が、キャプチャーシーケンサーツールを介して利用できるようになった。対応カメラはX、H、907Xシリーズ。

2.フィルムグレインツールへの新機能の追加
3つの異なるフィルムグレインシミュレーションで、4つのパラメーター(量、粒状度、粗さ、色)の調整が可能となった。

3.画像の分析情報に基づいた色収差調整機能の追加
画像の分析に基づいた色収差の調整に対応した。サードパーティ製レンズにも対応する。

Phocus Mobile 2

iPadと対応カメラ(X1D II 50Cや907X 50Cなど)を接続してのテザー撮影や、カメラコントロールに対応するほか、RAWデータ編集にも対応したモバイル環境向けの画像処理ソフト。

更新バージョンは1.2で、主な改善点は以下の5点。

1.紫および緑のフリンジを除去できるツールの追加
2.JPEG画像の即時編集に対応
3.SDカードとiPadでの同時キャプチャー機能を追加
4.カメラ側のホワイトバランスと完全な同期がとれるようになった
5.UIおよびシステムの改善

本誌:宮澤孝周