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ハッセルブラッド、X1D II 50C・907X 50Cの撮影性能を強化するファームウェア

Phocus Mobile 2の機能改善アップデートも

対象製品のひとつ「X1D II 50C」

ハッセルブラッド・ジャパンは、ミラーレスカメラ「X1D II 50C」およびスペシャルエディションを含む「907X 50C」の最新ファームウェアおよびアプリ「Phocus Mobile 2」のアップデートプログラムを10月30日に公開した。

ファームウェアの更新バージョンはいずれも1.4.0。内容は、インターバルタイマー撮影時の機能強化のほか、やライブビュー撮影時の距離指標表示への対応、全体的なシステムの最適化など。

Phocus Mobile 2は、ライブビュー品質の向上やユーザーからのフィードバックをもとにしたシステムの最適化が盛り込まれているという。

ファームウェア(1.4.0)の更新内容

インターバルタイマー撮影時の機能強化

インターバルタイマー撮影時に一度に撮影できるコマ数の上限が増えた。これまでは最大99コマとなっていたが、今回のアップデートにより最大で1,000コマまで撮影できるようになるという。

また、これにあわせてコマの指定も2~25まで、25~100の間の5刻み、100から1000の間の50刻みで指定できるようになっているという。

このほか測光に関する挙動も改善。最初に撮影したコマの露出ですべてのコマが撮影されていたが、今回のアップデートにより各コマごとに測光する動き方になるという。このアップデート内容について、同社はタイムラプス撮影など、時間によって光の状況が変化する撮影で有効な機能向上だとしている。

ライブビュー中の距離指標表示

ライブビュー撮影時の撮影距離指標が表示されるようになる。単位はメートルまたはフィートが選択できる。なお、本機能を使用するためにはレンズ側のファームウェアも所定のバージョン以上にしておく必要があるという(XCD 4/45Pは0.1.26。これ以外のXCDレンズは0.6.0)。

Phocus Mobile 2

RAWデータのインポートや編集、テザー撮影に対応したアプリ。今回のアップデート内容は、X1D II 50Cおよび907X 50Cとのホワイトバランス設定同期への対応が盛り込まれた。

このほかライブビュー品質の向上や、ユーザーからのフィードバックをもとに全体的なシステムの最適化も実施しているという。

本誌:宮澤孝周