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キヤノン、2020年のレンズ交換式カメラの世界市場で台数シェアナンバーワンを獲得

連続18年目

2月に発売されたフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」

キヤノンは3月29日、レンズ交換式デジタルカメラで世界市場におけるシェア率が台数ベースで2020年もナンバーワンを獲得したと発表した。

一眼レフカメラおよびミラーレスカメラを含めた集計(同社調べ)によるもので、2003年から連続18年目のナンバーワン獲得だという。

2020年に同社が発売したカメラ製品は、一眼レフカメラで同社カメラ製品のフラッグシップの位置づけとなっている「EOS-1D X Mark III」(2月14日発売)のほか、EOS Rシステムの第2世代機「EOS R5」(7月30日発売)および「EOS R6」(8月27日発売)、APS-Cセンサーを搭載する一眼レフ機「EOS Kiss X10i」(6月25日発売)、同じくAPS-Cセンサーを採用するミラーレス機「EOS Kiss M2」(11月27日発売)を投入。特にEOS R5はバックオーダーを抱えるほどの支持を獲得し、入手難のカメラとしても話題を呼んだ。

EOS R5

同社は、主軸となっているEOSシリーズ(2019年、累計生産台数が1億台となった)について、そのコンセプトを「快速・快適・高画質」にあると説明。CMOSセンサーや映像エンジン、交換レンズといったデバイスを含めた製品群を独自に開発していくことで、プロからも支持されるイメージングシステムを構築していると、アピールしている。表現活動に欠かせない交換レンズについても、現在RFレンズシリーズの本数ラインアップの拡充が進んでいるが、今後もRFおよびEFレンズシリーズでユーザーニーズに応えていきたいとしている。

本誌:宮澤孝周