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セブンシーズ・パスタ、YASHICAブランドのフィルムカメラ「MF-2 Super」を一般発売

38mm F3.8・固定焦点レンズ搭載 電池なしでも撮影可能

株式会社セブンシーズ・パスタは1月15日、フィルムカメラ「YASHICA MF-2 Super」をVILLAGE VANGUARD、GLOBAL・DC、ジョイ、タカナシカメラ、Amazonで販売すると発表した。発売日に関する具体的なアナウンスはないものの、VILLAGE VANGUARDオンライストアでは2021年1月中旬~下旬発送予定となっており、販売価格は税込1万9,800円。

ヤシカブランドを製品名に冠したフィルムカメラ。35mmロールフィルムを使用する。クラウドファンディングや一部店舗での先行発売を経て、一般販売が決まった。

搭載するレンズは38mm F3.8の固定焦点で、撮影範囲は1.5m〜無限遠としている。シャッターは1/125秒の単速。スライド式の内蔵フラッシュを備えている(アルカリ乾電池での発光回数は約200回、リサイクルタイムは約5秒)。

電源は単3乾電池×2本。レバー巻き上げ式で、フラッシュを発光しない場合は電池なしでも撮影可能だという。

外形寸法は約126×74×56mm。重量は約210g。

ヤシカブランドの原点は、1949年創業の八洲精機(長野県諏訪市)。発売したカメラは120フィルムの6×6二眼レフカメラ「ヤシカフレックス」シリーズからミノックス判の「ヤシカアトロン」まで幅広いが、1960年代に登場した絞り優先AEカメラ「ヤシカエレクトロ35」や、カールツァイスとの提携による「CONTAX RTS」(1974年)をはじめとするAE一眼レフカメラ製品群が特に有名。ヤシカを1983年に吸収合併した京セラのカメラ事業撤退に伴い、ブランド所有権は海外企業に移っている。

KS MF2 Sergio b3

本誌:鈴木誠