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ソニーに聞いた「α7C」一問一答(その2)

USB充電、Webカメラ化ソフト、Aマウントアダプターなど

ソニーが10月23日に発売するミラーレスカメラ「α7C」に関する気になる部分について、ソニーから得られた回答を元にお届けする。USB Type-C端子を利用するUSB給電・充電などの仕様について聞いた。

——USB Type-C端子の給電のみで撮影できますか?

バッテリーが入っていなければ撮影することはできません。電池残量が少しでも残っているバッテリーが入っていれば、USB給電による動作が可能です。

α7Cのバッテリーは「NP-FZ100」。α9、α7 III、α7R IVなどと同じ。

——Imaging Edge Webcamを使う場合、USB Type-Cケーブルでパソコンと接続すると、給電も行われますか? その場合、連続でどれぐらい使えますか?

USB給電可能ですが、USB側の仕様や設定した動作モード等の条件により、連続使用時間は左右されます。

——Imaging Edge WebcamのMac版はいつ出ますか?

この秋の公開を予定しています。

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——USB PD充電には対応していますか? 対応する難しさは何ですか?

対応しておりません。また、詳細な技術仕様については、回答を控えさせていただきます。

——フラットトップを実現する難しさはどこでしたか?

ソニーが得意とする小型設計技術を生かし、シャッター、手ブレユニットを新規開発したほか、各部品の配置を見直し、高度にすり合わせることで実現しています。

——11月発売のAマウントアダプター「LA-EA5」の機能はどこまで使えますか?

α7Cでは「α7S III」「α6400」「α6100」と同様に、AマウントのSSM/SAMレンズ使用時は像面位相差AF機能、モーター非搭載レンズの場合はMFのみが使用可能です。

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LA-EA5。円筒形状にAFカップリングなどを内蔵した。

新レンズ「FE 28-60mm F4-5.6」について

初代α7からのキットレンズFE 28-70mm F3.5-5.6 OSS(右側)と比較。

——小型の標準ズームレンズを新たに用意した理由は何ですか? また、沈胴式のメリットは何でしょう。

日常的に持ち運んで、フルサイズならではの高画質な撮影をより身近にお楽しみいただくことを目指したためです。収納機構を採用した沈胴式とすることで、圧倒的な小型を実現しています。

——以前の沈胴レンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」は電動ズームでした。今回、手動ズームとした理由は何ですか? 手動操作の沈胴式レンズのほうが機構的な難しさがありますか?

商品性を総合的に判断し、手動操作の収納式機構を採用しました。詳細な技術仕様につきましては、回答を控えさせていただきます。

——α7Cに似合うスタイリングの新レンズも、今後期待できますか?

今後の商品展開については、回答を控えさせていただきます。ただし、既に発売されているさまざまな35mmフルサイズ対応Eマウント用交換レンズとも組み合わせて楽しめます。

本誌:鈴木誠