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ソニーα7Cのスペックと製品写真まとめ
モノコックのボディ構造など製品写真20点を掲載
2020年9月15日 17:50
ソニーのフルサイズミラーレスαシリーズの新ライン「α7C」(ILCE-7C)が10月23日に発売となる。製品の概要や位置づけは既報のとおりだが、あらためて詳細なスペックを整理した。新規に開発したというシャッターユニットやモノコック構造のボディ写真も掲載している。製品概要とあわせてご覧いただければ幸いだ。
外観
フルサイズミラーレスα7シリーズは、これまで代を重ねるごとにグリップや操作系まわりに使い勝手の改善が加えられてきているが、ボディ中央部にファインダーを配したデザインに大きな変更が加えられることはなかった。
このフルサイズミラーレスαシリーズに、小型かつ軽量な選択肢として登場したのがα7Cだ。同社APS-Cミラーレス機のようなデザインを採用しており、フラットな天面と、左肩部にファインダーを配したスタイルが特徴となっている。
α7Cの背面モニター(3.0型・約92万ドット)はバリアングル式となっている。タッチ操作にも対応している(メニューのタッチ操作は不可)。
[2020.9.15修正]記事初出時、背面モニターのドット数を約216万ドットと記載していましたが、約92万ドットの間違いでした。お詫びして訂正いたします。
新規開発パーツなど
α7Cでは小型・軽量化に向けて、シャッターユニットやボディ内手ブレ補正ユニットなどに新規開発パーツが用いられている。
ボディにはモノコック構造を採用。同社によれば小型化しながらもボディ強度を確保しているという。素材にはマグネシウム合金が用いられている。
ファインダーは0.39型の有機ELパネルを採用。ドット数は約236万ドット。
端子・スロット
小型化によるものか、SDカードのスロットはボディ左側に配されている。UHS-IIに対応しており、スロット数はシングル仕様となっている。また、USB Type-C端子を備えており、充電および給電に対応。Vlogなどの長時間動画記録時にも外部からの電源供給で撮影を続けることが可能となっている。
バッテリーは、NP-FZ100を使用する。連続撮影可能枚数は、背面モニター使用時で約740枚、EVF使用時では約680枚だとしている。
主な仕様
センサー
有効約2,420万画素(裏面照射型CMOS)
映像エンジン
BIONZ X
フォーカス検出方式
ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式)
シャッター
メカシャッター:1/4,000-30秒、バルブ
電子シャッター:1/8,000-30秒、バルブ
フラッシュ同調速度
1/160秒
AF測距点数
位相差AF:693点
コントラストAF:425点
※EV-4の低照度環境でのAFにも対応(ISO 100相当、F2.0のレンズ使用時)
連写速度
最高約10コマ/秒
ISO感度
静止画:ISO 100-51200(拡張:下限ISO 50、上限ISO 204800)、AUTO(ISO 100-12800、上限・下限設定可能)
動画:ISO 100-51200相当(拡張:上限ISO 102400)、AUTO(ISO100-12800相当、上限・下限設定可能)
手ブレ補正機構
イメージセンサーシフト方式5軸補正(補正効果:5段。Planar T* FE 50mm F1.4 ZAを装着して長秒時ノイズリダクションをオフにした時)
ファインダー
0.39型・OLED・約236万ドット
ファインダー表示フレームレート
60fps(STD)、120fps(HI)
ファインダー倍率
約0.59倍
アイポイント
最終光学面から約20mm、接眼枠から約17.5mm(視度-1m -1 時、CIPA規格準拠)
背面モニター
3.0型・約92万ドット・タッチパネル式(タッチフォーカス・タッチシャッター・タッチトラッキング・タッチパッド操作に対応)
バリアングル式(可動域:横方向176度、上方向180度、下方向90度)
外部端子
マイク端子(3.5mmステレオミニ)、ヘッドホン端子(3.5mmステレオミニ)、HDMI Type D、USB Type-C(充電・給電対応)
記録メディア
カード:SDカード(UHS-II対応)
スロット数:1
バッテリー
NP-FZ100
連続撮影可能枚数[静止画]
EVF使用時:約680枚
背面モニター使用時:約740枚
連続撮影可能時間[動画]
EVF使用時:約220分
背面モニター使用時:約215分
外形寸法
124×71.1×59.7mm
質量
約424g(本体のみ)
約509g(バッテリー・メモリーカード含)