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GODOX、ワイヤレスフラッシュトリガー「X2T」シリーズ

色温度や色彩効果を調整できる丸型カラーフィルターも

TTLワイヤレスフラッシュトリガー「GODOX X2T」シリーズ(写真はX2TC)

株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは、GODOXの新製品として、TTLワイヤレスフラッシュトリガー「GODOX X2T」シリーズならびに、カラーフィルター2種(V-11Cカラーエフェクトセット、V-11T色温度調整セット)を2月12日に発売する。

GODOX X2T

Xワイヤレスラジオシステムを備えたスタジオフラッシュなどと組み合わせて利用する送信ユニット。GODOX X1、XProフラッシュトリガーと同様に、内蔵の2.4GHzワイヤレスXシステムにより、最長100mまでワイヤレスコントロールが可能。

キヤノン用、ニコン用、ソニー用、富士フイルム用、ペンタックス用、オリンパス・パナソニック用の6種類をラインナップする。希望小売価格は、いずれも税別8,500円。

各社のTTL自動調光機能をサポートするほか、ハイスピードシンクロやマルチ発光、マニュアル調光、TTL調光補正、モバイルアプリ「Godox Photo」を介した調光量の制御(Bluetooth接続)、空きチャンネルのスキャン機能などを備えている。

なお、スマートフォンアプリでは、スレーブ機のフラッシュモード、ON/OFF、モデリングランプおよび、その他機能の調整にも対応する。

大型LCDパネルや5つのグループボタン、3つの機能ボタンにより、素早い設定操作が可能(いずれもバックライト付き)だとしているほか、操作部を本体左側に配置し、カメラをグリップしたまま各種操作がしやすいよう考慮したという。

発光量の制御は、フル~1/256まで。1/3ステップまたは、1/10ステップで設定できる。さらに、すべてのグループと機能ボタンは、バックライトを備えており、低照度環境でも操作しやすくなっているという。

主な仕様

露出コントロール:各社TTLオートフラッシュ、マニュアル
シンクロモード:ハイスピードシンクロ、後幕シンクロ対応
モデリングランプ:ON/OFF機能あり
送信距離:最大100m(カスタム設定により30mに範囲縮小可能)
チャンネル:32ch
グループ:5グループ
ワイヤレスID:01〜99
電源:単3形電池×2本
外形寸法:72×70×58mm
重量:90g

ラインナップ

X2TC(キヤノン用)
X2TN(ニコン用)
X2TS(ソニー用)
X2TF(富士フイルム用)
X2TP(ペンタックス用)
X2TO(オリンパス・パナソニック用)

V-11T(色温度調整セット)/V-11C(カラーエフェクトセット)

どちらも「AK-R1」(GODOX H200R用のアクセサリーキット)のカラーフィルターアダプターにセットして使用する丸型のカラーフィルター。

GODOX V1やAD200用のH200Rラウンドフラッシュヘッドに使用できるほか、S-R1ラウンドヘッドアクセサリーアダプターと併用することで、一般的なクリップオンストロボにも使用可能。

V-11Tは、色温度調整に使用するタングステン、ブルー、グリーン、マゼンタを各4種類の濃度、各2枚を組み合わせたセット。

V-11Cは、色彩効果用の15種類のフィルター各2枚を組み合わせたセット。

希望小売価格は、いずれも税別1,800円。

V-11T(色温度調整セット)
V-11C(カラーエフェクトセット)

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。