ニュース
GODOX、ワイヤレスでフラッシュを制御する「X Pro II」
セコニック露出計とも連動
2023年5月29日 11:08
株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは、GODOXの新製品として、TTLワイヤレスフラッシュトリガー「X Pro II」を6月2日に発売する。価格は税込1万6,280円。
ラインナップは、キヤノン(X ProII C)、ソニー(X ProII S)、ニコン(X ProII N)用の3種類。
対応各社のTTLオートフラッシュに対応した送信ユニット。1/8,000秒のハイスピードシンクロ、先幕・後幕シンクロモードなどを搭載。大型のLCDによる直感的な表示により、作業を効率化できるという。
32チャンネル16グループのマルチチャンネルを備えており、99のワイヤレスID設定が可能。最大100m離れた場所からの信号送信に対応している。
複雑なワイヤレス環境においても、予備のチャンネルとIDを自動検索するスキャン機能を搭載しており、準備時間を大幅に短縮できるという。
マルチ撮影機能を搭載したことで、1つのオブジェクトを異なるカメラ位置から同時に撮影が可能となった。例えば、複数の撮影者で同じライトを共有するといった使い方ができる。
TCM機能により、TTLモードからマニュアルモードへ、発光パラメーターを保持したまま瞬時に変換が可能。逆の場合は元に戻るため、適切な露出下で撮影ができるという。
着脱は、従来のダイヤル式と比較して、スピーディーかつ、安全に固定できるクイックレバーによるロック方式を採用した。
なお、2.4GHzモジュール内蔵のセコニック露出計「L-858」と連動しており、測光後のパラメーターを「L-858」から直接調節が可能。
また、アプリ(iOS/Android)を利用して、スマートフォンやタブレットからの制御にも対応する(Bluetooth接続)。
主な仕様
- 露出コントロール:各社TTLオートフラッシュ、マニュアル、マルチフラッシュ(FECフラッシュ露出補正=1/3刻みで±3)
- シンクロモード:ハイスピードシンクロ(露出値±3EV、1/3EV刻みで調整可能)、後幕シンクロ
- 送信距離:最大100m(カスタム設定により30mに範囲縮小可能)
- ID:01~99
- チャンネル:32ch
- ワイヤレスグループ:5グループ(A~E)または、16グループ(0~9、A~F ※レシーバー端末がスタジオフラッシュでMモード設定時)
- TCM機能:TTLモード時の発光設定値をマニュアルモードに移行
- ZOOM設定:トランスミッターでZOOM値をAUTOまたは24‐200に調整
- メモリー機能:最終操作から2秒後に設定を保存し、再起動後は保存状態に復帰
- 電源:単3形電池×2本
- 外形寸法:95×62×49mm
- 重量:93g