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11月のデジタルカメラ出荷台数は14.7%減

ミラーレス台数比率は約8割に

一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は1月6日、2019年11月のデジタルスチルカメラおよび交換レンズ出荷統計を発表した。

(カッコ内の数値は前年同月比)

デジタルスチルカメラ

総出荷台数:142万8,436台(85.3%)
総出荷金額:580億9,838万5,000円(90.1%)

総出荷台数は26カ月連続、総出荷金額は19カ月連続で前年同月比を下回った。

そのうち日本向け出荷は、台数17万3,336台(77.0%)、金額57億9,225万5,000円(82.2%)。前月(台数66.3%、金額64.8%)に比べると縮小幅は減少したとはいえ、以前として底が見えない厳しい状況が続いてる。

日本向け総出荷における一眼レフとミラーレスの比率は、台数23.3:76.7、金額16.4:83.6。ミラーレスは前月より台数で6.5%、金額で6.6%増加している。

例年通りなら、来月には2019年の年計および2020年の見通しが発表される見込みだ。2019年1〜11月の日本向け出荷累計は台数82.2%、金額87.6%。2019年2月1日に発表された2019年出荷見通しは、2019年を通じて台数89.3%となっていた。

出典:一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)

交換レンズ

総出荷個数:130万2,049個(85.4%)
総出荷金額:326億6,587万5,000円(81.6%)

個数、金額とも前月に続いて20%台の落ち込み。日本向けの出荷は個数12万3,685個(70.6%)、金額33億3,979万9,000円(71.2%)とこちらも振るわない結果となった。

日本向け出荷での1〜11月の累計は、個数80.8%、金額90.7%。

出典:一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)

本誌:折本幸治