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キヤノン、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark III」開発発表
CFexpressに対応 10月24日開幕の「PHOTOPLUS」で参考出品
2019年10月24日 13:35
キヤノンは10月24日、デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」を開発中であると発表した。
今年2019年で30周年を迎えるフラッグシップモデルEOS-1シリーズの最新機種。2016年4月発売の「EOS-1D X Mark II」に対し、「さらなる高画質と高速連写、快適な操作性を目指しています」としている。なお、EOSのフラッグシップとして初のデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D」は2001年に発売された。
撮像素子および映像エンジンは新開発のものを採用。高感度性能が向上するという。HEIFファイルへの10bit静止画記録にも対応。動画記録は4K/60p/YCbCr 4:2:2/10bit/Canon Logでの内部記録、RAWデータでの動画内部記録が可能だ。
連写性能は最高約16コマ/秒(光学ファインダー使用時)。ライブビュー時はメカシャッター/電子シャッターの両方で撮影でき、最高約20コマ/秒(AF・AE追随)を実現する。
AFセンサーも新設計となり、中央画素部分を約28倍の画素数に強化。また、光学ファインダー、ライブビューのいずれもAFの輝度範囲が拡大するという。AFスタートボタンに新デバイスを導入し、AF測距点位置を設定するギミックも設けられる。
メモリーカードスロットは2基。CFast2.0からCFexpressカードスロットに変更される。キヤノン製品でCFexpressに対応すると発表したのは「EOS C500 Mark II」(12月発売予定)に続く2製品目。
バッテリーパックはLP-E19。新設計の電力消費マネジメントにより、従来機種以上の撮影可能枚数になるという。
開発中の「ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E9」に対応。既存の「WFT-E8」より2倍以上の無線通信速度で転送できる予定だ。
2019年10月24日から10月26日までニューヨークで開催されるイベント「PHOTOPLUS」で参考出品される。