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パナソニック初の常設ギャラリー「LUMIX GINZA TOKYO」が明日オープン

ショールームやプロサービス機能も

1階のショールーム

パナソニックは、LUMIXのショールームとギャラリー「LUMIX GINZA TOKYO」を4月20日にオープンする。オープンに先駆けて報道公開された内部の様子をレポートする。

外観

1階はLUMIXのカメラやレンズが並ぶタッチ&トライとセミナーのスペース。3月に発売されたフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1R/S1」をはじめ、5月発売のマイクロフォーサーズ機「LUMIX G99」も早速展示されていた。

LUMIX S1R
未発売のLUMIX G99
交換レンズやコンパクトカメラが並ぶ

2階には同社初の常設ギャラリーがある。オープンにあたって、写真家10名がLUMIX Sシリーズで撮影した写真展を開催中。ギャラリーは1つのスペースとして大きく使うか、2つのパーティションを引き出して使うこともできる。壁の長さはパーティションなしで29m、パーティションありで40mだという。クロスを白く塗装した壁面で、展示に応じて色を塗り替えることも可能としていた。

2階のギャラリー

ギャラリー開設にあたり銀座という場所を選んだ理由は、外国人観光客に向けてもLUMIXブランドを広くアピールできることへの期待と、「(ギャラリー開設が)本気であれば、銀座に出そう」という上層部の判断が後押ししたからだそうだ。

LUMIX GINZA TOKYOの所在地は東京都中央区銀座5-1-8 銀座MSビル1階および2階。みゆき通り沿いで、泰明小学校の隣。LUMIX Sシリーズと同じLマウント製品を扱うライカ銀座店とは、通りを挟んで斜め向かいという至近距離だった。

営業時間は11時〜19時、月曜定休。これもライカ銀座店と同じだそうだ。

「パナソニックならではの楽しみを提案。交流の場にも」

パナソニック株式会社 執行役員 アプライアンス社 副社長の渕上英巳氏。

取材当日は、パナソニック株式会社 執行役員 アプライアンス社 副社長の渕上英巳氏が登壇。LUMIXは常にチャレンジャーとして世界初の技術に取り組んできており、3月に発売したミラーレスカメラのLUMIX S1R/S1はプロのフォトグラファーおよびビデオグラファーの道具として、スペックのみならず「身体の一部として使えるカメラ」を目指したと説明。

LUMIX GINZA TOKYOは、LUMIXと同社有機ELテレビを組み合わせたHLG(ハイブリッドログガンマ。HDR映像技術)の写真表現や、同社オーディオブランドのテクニクスの音など、パナソニックならではのイメージングの楽しみを提案する場所であり、訪れる人々の交流の場づくりも目指しているという。

左から、常務執行役員 アプライアンス社 上席副社長の中島幸男氏、執行役員 アプライアンス社 副社長の渕上英巳氏、アプライアンス社 イメージングネットワーク事業部 事業部長の山根洋介氏、執行役員 アプライアンス社 副社長の河野明氏。
オープニング展示は、写真家10名による「Sシリーズの世界」。5月29日まで開催。

プロサービス拠点も銀座へ

これまで秋葉原に所在していたプロサービスの拠点も、「LUMIX PROサービス」として4月22日から銀座で改めてはじまる。所在地は東京都中央区銀座7-5-19 銀座龍櫻閣ビル5階。LUMIX GINZA TOKYOから歩いて4〜5分の距離だった。

LUMIX PROサービス

室内にはカウンターとスタッフの作業スペースがある。ここはプロ登録した会員向けの施設で、修理や機材レンタルの受付を行うとともに、カメラやレンズの分解を伴わない清掃(外装やイメージセンサー)も対応できるようになっている。センサークリーニングを依頼した場合の預かり時間は、混雑具合にもよるが40〜50分ほどだという。営業時間は9時〜17時(土日祝日定休)。

本誌:鈴木誠