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トキナー「opera」第2弾は大口径超広角ズームレンズ
コーティングを改善 静粛・高精度なAF駆動も
2019年2月22日 16:45
株式会社ケンコー・トキナーは2月22日、トキナーブランドのレンズ「opera 16-28mm F2.8 FF」を3月15日に発売すると発表した。対応レンズマウントはニコンFおよびキヤノンEFマウントの2種類。希望小売価格は税別11万8,000円。
本製品は35mm判のイメージサークルに対応した超広角ズームレンズ。フォトキナ2018で参考出品されていたもので、2018年9月に発売された「opera 50mm F1.4 FF」に続くoperaシリーズの第2弾に位置付けられる製品。
シリーズ名称operaには「作品、傑作を想像するためのレンズ」という意味が込められている。
焦点距離は16〜28mm。F値はF2.8で、すべての焦点距離で変わらない。同社では星景写真にも使いやすい焦点域として訴求している。
ズーム操作でレンズの全長が変わらないインターナルフォーカス方式を採用。フォーカスリングの回転方向もニコン、キヤノンの純正レンズの回転方向に合わせている。
なお、フードは花形の固定式。フィルター枠とりつけ用の枠も設けられていない。
同社製品には同じ焦点距離のズームレンズとして「AT-X 16-28 F2.8 PRO FX」がある。opera 16-28mm F2.8 FFでは、AT-X 16-28 F2.8 PRO FXで搭載していたP-MO非球面レンズを新たに作成し、面精度やコーティングを改善して、ゴースト・フレアを低減させているという。
また、DCモーターと減速ギアユニットを一体で成型、密封状態にすることでAF駆動音の静穏性を高めたというSD-M(Silent Drive-Module)の採用や、駆動部直近に搭載したGMRセンサー(高精度磁気センサー)により、静粛で高精度なAF駆動を実現したとしている。
本製品は、2月28日よりパシフィコ横浜で開催されるCP+2019で先行展示するとしている。