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【フォトキナ】LAOWA、フルサイズ対応のEマウント超広角「10-18mm F4.5-5.6」など展示
先端部を水中に入れられるマクロレンズも
2018年10月1日 16:17
フォトキナ2018のVenus Opticsブースに、LAOWA新製品レンズが多数並んでいた。創業5年、日本上陸から2年と新しいレンズブランドだが、ブースの賑わいから人気のほどが伺えた。
同社は現在MFレンズが専門。ワイドやマクロなど、AFがなくてもそこまで不便ではない領域のレンズから手がけているという。「何かしら新しい点がないと歴史あるブランドに太刀打ちできない」として各レンズに“最広角”などの個性を持たせている。代表自らSNSを通じてユーザーと交流しており、そこで得たアイデアが製品化されることもあるそうだ。
今回の一部新製品においては、自動絞りに対応したり、絞り環もクリックストップ付きの等間隔になるなど進化が目覚ましい。いずれも日本でも発売する予定があるものの、工場の生産力が足りていないそうで、具体的な発売時期が見えていないものもある。
10-18mm f/4.5-5.6 FE Zoom(ソニーE)
35mmフルサイズ用で初めて10mmの画角をカバーするという超広角ズームレンズ。前側にフィルターは付かないが、後部に37mm径のフィルターを装着できるという仕様。絞りクリックのオンオフ切り換え機構もある。レンズ銘板に記された“C-Dreamer”のCは「コンパクト」の意味。
100mm f/2.8 2X Ultra-Macro APO(キヤノンEF、ソニーE、ニコンF、ペンタックスK)
無限遠の撮影も可能なマクロレンズ。最大撮影倍率は2倍。MFだが、自動絞りに対応した点がLAOWAのレンズとして新しい。
17mm f/4 Zero-D GFX(富士フイルムG)
富士フイルムのミラーレスカメラ「GFX」に対応する交換レンズで世界最広角とアピール。発売済みの35mmフルサイズ用12mm Zero-Dと前側のレンズ構成が同じで、後ろにイメージサークルを大きくする光学系を入れているという。12mmの設計時から専用のコンバーターなども含めて開発していたそうだ。
24mm f/14 2× Macro Probe(キヤノンEF/EFシネ用、ソニーE、ニコンF、ペンタックスK、PLマウント)
先端部を防水にしたマクロレンズ。EFシネ用とPLマウントは、動画撮影向けにフォローフォーカス対応の鏡筒となる。クラウドファンディングのKickstarter経由で販売されており、日本では12月頃の発売を見込む。
先端部にLEDライトを装備。鏡筒の中央部分に電源ボックスがあり、microUSBで給電する。