私はこれを買いました!

常備しても機動力を妨げない世界最広角の超広角ズーム

LAOWA FE 10-18mm F4.5-5.6 C-Dreamer Ultra Wide Zoom(伊達淳一)

今年、デジカメ Watchでレビュー系の記事を複数執筆していただいた写真家・ライターの皆さんに、2018年に購入したカメラ系の製品(新品に限る)を1つだけ挙げていただきました。(編集部)

想像以上にコンパクト

ボクは超広角、超望遠、マクロレンズが大好物。なので、35mm判フルサイズフォーマットのズームレンズとしては、キヤノンEF11-24mm F4L USMを上回る世界最広角のLAOWA 10-18mmズームの発表を知ったときから興味津々。LAOWA社長にインタビューする機会を得た際、真っ先に10-18mmズームを見てみたいと切望し、想像以上にコンパクト(コシナのHELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6とほぼ同サイズ)で、しかも、10mmという超広角としては写りが良いことに衝撃を受け、すぐさまレンズを予約したのだった。

発売日が2018年12月21日なので、まだ数日しか試せていないが、F8~F11に絞れば周辺画質もまずまずのレベル。歪曲はさすがに残るが、5枚羽根絞りなのでキレのある光条が得られるのが魅力。最短撮影距離も15cmなので、被写体に思いっきり近寄って、10mmの強烈なパースペクティブを強調した撮影も可能だ。

ただ、光源の位置によってはオレンジ色のゴーストが目立つので、光源の位置を変えてできるだけゴーストが出ない構図を模索する必要はある。また、電子接点は備えていないので、ボディには絞り値が表示されず、ソニーαのボディ内手ブレ補正を利用する際は焦点距離を手動で設定する必要がある。ズームで焦点距離が変わるが、最広角の10mmに設定しておけば過剰補正になることはないだろう。

そういう意味では、LAOWA FE 10-18mm F4.5-5.6はパーフェクトな超広角ズームとはいえないが、非常に軽量コンパクトなレンズなので常時カメラバッグに入れておいても機動力を妨げず、10mmという圧倒的な超広角で撮影できるのは大きなアドバンテージだ。

作例

SONY α7R III / LAOWA FE 10-18mm F4.5-5.6 C-Dreamer Ultra Wide Zoom / 1/1,600秒 / F8 / -0.3EV / ISO 400 / 絞り優先AE / 10mm

伊達淳一

(だてじゅんいち):1962年広島県生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒。写真誌などでカメラマンとして活動する一方、専門知識を活かしてライターとしても活躍。黎明期からデジカメに強く、カメラマンよりライター業が多くなる。