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フォクトレンダー「ULTRON 40mm F2」がリニューアル
レンズ単体で近接可能に "カニ爪"で互換性もアップ
2017年8月17日 15:03
株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「ULTRON 40mm F2 SL II S」を9月7日に発売する。希望小売価格は税別6万円。鏡筒先端部カラーの違いで、シルバーリム、ブラックリムの2タイプを用意する。別売の丸形ネジ式フードLH-40 II Sは税別5,000円。
ニコンFマウント用のMFレンズ。2012年から販売している「ULTRON 40mm F2 Aspherical SL II N」(生産終了)の後継となる製品。CPU内蔵Ai-S仕様を継承しつつ、Ai対応以前のニコンカメラで役立つ露出計連動爪(いわゆる"カニ爪")も新たに備えている。
光学系は、2002年発売の「ULTRON 40mm F2 Aspherical SL」から継承されているもの。変形ダブルガウスのレンズ構成に、両面非球面レンズ(最後部の1枚)と超高屈折率ガラスを組み合わせた5群6枚構成で、開放からの鋭い切れ味となめらかなボケ味を実現したという。
最新バージョンとなる本レンズでは、鏡筒デザインの一新に伴い、ヘリコイドリングを繰り出し量の長いものに変更。従来モデルはレンズ自体がより薄型で、近接撮影には同梱のクローズアップレンズを併用(レンズ単体38cm→25cmに短縮)していたが、今回はレンズ単体で最短撮影距離25cm(最大撮影倍率1:4)の仕様とした。
絞り羽根は9枚。フィルター径は52mm。
最大径×全長は66.3×37.5mm。重量は260g。
鏡筒デザインは、オールドニッコールレンズを思わせる「NOKTON 58mm F1.4 SL II S」(2016年10月発売)のテイストを継承。一部加工を見直しており、ピントリングのローレット形状などがわずかに変わっているという。