DJI、レンズ交換式カメラを搭載可能な大型ドローン

DJIは11月14日、大型ドローン「Matrice 600 Pro」（M600 Pro）を発表した。最大ペイロード6kgのプロ向け空撮プラットフォーム。Zenmuseジンバルシステムなどを介して、レンズ交換式デジタルカメラを搭載できる。

直販価格は59万3,800円（税込）。

既存の「Matrice 600」（M600）から技術を継承。フライトコントローラーには、三重に冗長化されたモジュールと診断アルゴリズムを採用した「A3 Pro」を標準で採用した。全体の安定性を高めながら、正確な飛行制御を強化するという。cm単位での精度が得られるというD-RTK GNSS（A3用に開発されたナビゲーション測位システム）との互換性もある。

推進システムのE2000 Proは防塵仕様。また、フライトコントローラーのIMUモジュールと主要なコントローラーに防振ボールを追加。揺れやノイズを低減したとする。

カメラ関連では、Zenmuse、Ronin-MXといったカメラおよびジンバルシステムを利用可能。それらを介してデジタルカメラなどを搭載できる。フォローフォーカスシステムのDJI Focusにも対応している。

アームおよびアンテナは本体と一体化。折りたたむとM600より小型になる。

バッテリーを同時に6個充電できる充電ハブが同梱される。ホバリング時間は、TB47Sバッテリーで16分（ペイロード6kg）、TB48Sバッテリーで18分（ペイロード5.5kg）。