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キヤノンEOS-1D X Mark IIとサンディスクCFastで、一部画像に破損の恐れ

電源オフ直前の約16MB分に異常 回避ファームウェアを予定

SanDisk Extreme PRO CFast2.0

キヤノンは6月28日、「EOS-1D X Mark II」でSanDisk CFastカードを使用した場合に起こる現象について告知した。カメラの電源をオフにした際、最後に撮影した数枚に異常が生じるおそれがある。

SanDisk CFastカードをカメラ本体またはカードリーダーに装填して使用した際、SanDisk CFastカードに記録した静止画像の一部(下部)が異常となることがあるという。現象はRAWとJPEGの両方で確認されており、動画記録や、CFカードを用いた場合は発生しない。

キヤノンでは7月上旬に本現象を回避するファームウェアを提供予定。原因については「SanDisk CFastカード側に問題があります。カメラ側の問題ではありません」と記している。

画像破損のおそれがあるのは、カメラの電源が落ちる直前約16MB分の画像。電源スイッチをオフにするだけでなく、カードスロットカバーを開いたり、オートパワーオフでも電源が切れる。

回避策としてキヤノンでは、オートパワーオフを「しない」に設定し、撮影の最後に消去しても問題のない容量16MB以上の画像の撮影を行うことを推奨している。

対象のメモリーカードなど詳細はキヤノンのWebサイトを参照していただきたい。

EOS-1D X Mark II