岡嶋和幸の「あとで買う」

1,612点目:黄金分割の適用に便利な作画補助アイテム

New York City Photo Safari「フィボナッチ コンポジションビューファインダー」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

New York City Photo Safari「フィボナッチ コンポジションビューファインダー」

フォトスクールの撮影実習のとき、即興で作例写真を撮って見せることがあります。最近はヒストグラムの見方、状況に応じた判断の仕方などをその場で解説することが多く、特にデジタル一眼レフカメラのライブビューモードやミラーレスカメラの場合はリアルタイムで表示できるので、すぐに実践できて便利です。

構図については撮影実習が終わった後、教室に戻ってからアドバイスをするのですが、ファインダーを覗く前の観察や判断がとても大事なので、目の前の光景を見ながら現場で解説することもあります。

構図法など型にはめるのはあまり好きではないのですが、そのほうが伝えやすく、相手も理解しやすい場合があります。本日の製品は、そのようなときに面白そうなアイテムです。

黄金分割はあまり得意ではありませんが、販売価格は2枚入りで700円前後なので、受講生の人数分購入し、撮影実習のときにみんなでいろいろ検証するのも楽しそうです。Amazonでは同様のアイテムがほかにもいろいろ販売されています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。