クルマとカメラ、車中泊
着火や手入れの「手間」を味わいたければ…ケロシンストーブの世界
2025年3月30日 12:00
オプティマス、ラジウス、プリマス、マナスルなんていうと何か呪文のようだけど、登山用携帯コンロのメーカーだ。
昔から登山をしている人には、よく知られていることと思うけど、登山用携帯コンロには灯油を燃料とする製品が多くあったよね。最近は廃れてしまったのか、ほとんど販売されていない。
武井バーナーや貝原バーナーという少量高品質のものはまだ販売が継続されているみたいだ。
液体燃料を使うコンロではガソリンを使うコールマン ピークワンが有名だが、こちらは人気があって元気に販売中だ。
灯油は面倒だからなのかな。確かに着火に一手間必要なので、僕も長らく使わなくなっていた。マナスルのコンロを持っているんだけど、どこかにしまい込んで出てこないのよ。
ところで携帯コンロのことはストーブとかバーナーと呼ぶらしい。家庭用だとストーブは暖房器具で、コンロが調理用の燃焼器具だよね? なぜなの。誰か教えてくださいませ。
夜、火をつけるとこんな感じ。味があるんだよねえ。逞しい燃焼音と強い炎が出てきます。でも実は風に弱いので風防は必須。周りをアルミ板とかで囲おうね。さらに言えば火力調整も苦手。漢は常に最大火力って感じです(笑)
まあ、着火も一手間あるし、欠点も多いので廃れてしまうものなのかなあ。あ、それからうっかり火が消えてしまうと気化していない灯油が噴き出してきて火だるまになるので、大変危険!絶対に車の中やテントの中で使ってはいけません!!
買ってしばらく使い込んだ姿がこの3枚。天体観測やドローン空撮の際に横でお湯を沸かしっぱなしにして使うほか、普段は庭に置きっぱなしでコーヒーを楽しんだりしている。真ちゅうは錆びてきてこそ味が出てくるんだよね。製品としても五徳が曲がってたり、灯油が染み出したり、なんだかんだ手を入れなきゃいけなかったりと手間はかかるんだけど、この味がわかる人にはおすすめの1点であります!