岡嶋和幸の「あとで買う」

1,637点目:軽快に撮影が楽しめる大口径望遠ズーム

タムロン「70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

タムロン「70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2」

本日発売のタムロンの望遠ズームレンズです。といってもソニーEマウント用のものはすでに発売になっていて、今回新しく登場したのはニコンZマウント用です。

手ブレ補正機構を搭載した開放F2.8通しの製品で、望遠端は200mmではなく180mm。これにより世界最小・最軽量を達成しています。第2世代の「G2」モデルで、初代「70-180mm F/2.8 Di III VXD」より好みのデザインです。

1,568点目で紹介した「16-30mm F/2.8 Di III VXD G2」と合わせて、タムロンの三大元レンズのレビュー記事を担当し、いろいろなシーンで使ってみましたが、望遠端が200mmよりも20mm足りなくて困るようなことは特にありませんでした。AFの安定感、手ブレ補正の安心感、描写力の満足感もあり、ソニーやニコンのミラーレスカメラとのバランスも良く、大口径なのに軽快に撮影が楽しめる望遠ズームレンズといった感じです。

ニコンZマウント用は17万6,000円前後、ソニーEマウント用は14万9,862円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。