コラム

焦点工房に聞く注目製品「SPEEDMASTER交換レンズ」編…動画ユーザー向けのセットも

SPEEDMASTER 90mm F1.5

30年の歴史をもつ中一光学の交換レンズブランド「SPEEDMASTER(スピードマスター)」。開放F値0.95の超大口径レンズなど、特徴的な製品を多くラインアップしています。

SPEEDMASTER製品を取り扱う株式会社焦点工房に、“注目のSPEEDMASTER交換レンズ”について聞きました。(編集部)

SPEEDMASTER 25mm F0.95

対応マウント

・マイクロフォーサーズ

焦点工房のおすすめコメント

フィルター径43mmのコンパクトなサイズで、開放絞り値F0.95という明るさをもつマイクロフォーサーズ用単焦点レンズ「SPEEDMASTER 25mm F0.95」。そのセンサーサイズから、一般的には大きくぼかすことが難しいとされてきたマイクロフォーサーズ機ユーザーに向けて、新たな可能性を提示するレンズです。

フルサイズ機のように大きくぼかした写真を撮ってみたいと思いつつ、機材はなるべく小さくしたいとマイクロフォーサーズ機を選んできた人も多いのではないでしょうか。だからこそ、たとえどんなに明るくてもむやみやたらに大きなレンズはつけたくないと思うこともあるかもしれません。

小型にまとめたカメラシステムで、機動性もグッとあがるのがマイクロフォーサーズ。その中でワンランク上の「ボケ」を体感していただけるのがこのレンズです。

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SPEEDMASTER 90mm F1.5

対応マウント

・キヤノンEF
・キヤノンRF
・ソニーE
・ニコン Z
・Lマウント
・Mマウント

焦点工房のおすすめコメント

遠すぎず、近すぎない程よい距離感であらゆるシーンにおいて使いやすい。そんな画角でもある90mm中望遠レンズが中一光学より登場しました。

人がものを見るときに、凝視せず自然に見ることが出来るのが50mmなら、そこからさらにしっかり見たいものだけを絶妙なバランスで引き寄せられ、いわゆる“圧縮効果”を肌で感じることが出来るのが90mm。その画角と効果を生かしてのポートレート撮影などにお勧めの1本がこのレンズです。

また、F1.5という明るさは撮影の幅を広げます。独自のアポクロマート設計により、開放から安定した描写を楽しんでいただけるおすすめ中望遠レンズです。

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SPEEDMASTER CINEMA 4本セット(17mm + 25mm + 35mm + 50mm T1.0)

対応マウント

・マイクロフォーサーズ

焦点工房のおすすめコメント

昨今はVlogブームなどの影響もあり、日常的に動画を撮る機会も増えてきました。そこで高画質な映像制作をされる方々のニーズに応えるべく、中一光学から発売されたのが「SPEEDMASTER CINEMAシリーズ」です。

今回は17mm、25mm、35mm、50mmと、35mm換算34mmの準広角から100mmの中望遠域まで一気にそろうおすすめセットです。

また、これらCINEMAシリーズレンズの描写はいわゆるオールドレンズのような独特の空気感と、レンズの明るさからくる柔らかなボケ表現を用い撮影者の意図するところを明確に表現できます。動画撮影時には特に気になるピントリングや、絞り変更時に出るクリック音にも配慮された設計で、撮影に集中していただけるおすすめセットとなっております。

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SPEEDMASTER 65mm F1.4

対応マウント

・富士フイルムG

焦点工房のおすすめコメント

ゆっくりと被写体に向き合い、光を読み、写真をさらなる極みへと導く富士フイルムGFXユーザーに向けて、中一光学が放つ標準画角レンズ「SPEEDMASTER 65mm F1.4」。

開放F1.4という仕様は柔らかな美しいボケもさることながら、中判というセンサーサイズの大きさからくるピントや露出などのシビアさに対して余裕を持って撮影に臨むことが出来ます。

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SPEEDMASTER 50mm F0.95 III

対応マウント

・キヤノンRF
・ソニーE
・ニコン Z
・Lマウント

焦点工房のおすすめコメント

写真を撮る人にとってポピュラーな50mmという画角のレンズは数あれど、開放F値が1を切るものはさして多くありません。また、過去に存在したものは高額な製品となり決して気軽に手にしていただけるような存在ではありませんでした。

そんな中、F0.95の特別な世界をより身近にすべく出てきたのがこの「SPEEDMASTER 50mm F0.95」シリーズです。

当初はソニーEマウントユーザーに向けてのみ展開されていましたが、数えて3世代目となる本レンズは新たにキヤノンRFマウント、ニコン Z マウント、そしてLマウントが追加。これまでより多くの皆様に使っていただけるようになりました。

今回のモデルは従来品と異なる新たな光学設計を採用。逆光時における描写を改善したほか、限りなく薄い被写界深度の中でもより精細なピント合わせをしていただけるよう、フォーカスリングの回転幅を320度まで設けることで使いやすさを追求しています。

まさに、美しいボケの世界を体感していただけるおすすめの1本です。

本誌:宮本義朗