コラム

焦点工房に聞く注目製品「電子マウントアダプター」編…MFレンズでAF撮影も

メーカーの異なるレンズ・カメラを組み合わせて使うことができるマウントアダプターは、とても便利なアイテムです。なかでも、MFレンズでさえもAF化してしまう、電子接点を備えた電子マウントアダプターの存在は非常に興味深いところかと思います。

幅広いブランドの製品をラインアップする株式会社焦点工房に、“注目の電子マウントアダプター”について聞きました。(編集部)

TECHART「LM-EA9」(ライカM→ソニーE)

対応レンズ・ボディ

ライカMレンズ→ソニーEマウントカメラ

焦点工房のおすすめコメント

本来MFのライカMマウントレンズでAFが使えると、発売以来好評を得ていた「LM-EA7」の進化形の登場です。

かつてカメラケースやレンズそして各種マウントアダプター利用時において発生していた物理干渉を可能な限り改善し、より多くのアイテムと一緒にご利用いただけます。さらに、進化した4つのモーターを搭載した新しい駆動ユニットを採用し、より快適に使っていただけるようになりました。

今回は前モデルと異なり、ファームウェアのバージョンアップに専用のUSBドックを利用できます。よりスムーズな作業環境も確保した期待のニューモデルです。

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Megadap「ETZ21」(ソニーE→ニコンZ)

対応レンズ・ボディ

ソニーEレンズ→ニコンZマウントカメラ

焦点工房のおすすめコメント

現在のフルサイズミラーレスカメラ市場において多くのユーザーから指示されているソニーEマウント。その豊富なレンズ群を、ニコンZマウントカメラでAF利用可能なことで人気のあった「ETZ-11」がさらに進化しての登場です。

本モデルでは、前モデルよりAF速度や精度がさらにブラッシュアップ。そして、動画撮影時におけるAF反応の改善は、より静止画から動画まで幅広いユーザー層にご利用いただけるモデルに成長しています。ニコンZマウントユーザー向けにおすすめの電子マウントアダプターです。

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TECHART「TZM-02」(ライカM→ニコンZ)

対応レンズ・ボディ

ライカMレンズ→ニコンZマウントカメラ

焦点工房のおすすめコメント

ライカMマウントのMFレンズをAF化出来るとニコンZマウントカメラのユーザーに人気のあった「TZM-01」がさらなる進化を遂げて登場です。

前モデル同様、ZマウントカメラであればAPS-Cからフルサイズ機まで幅広い機種に対応。そして、新たに設計された4つのモーターを持つ駆動システムで、前モデルよりも高い耐久性と撮影動作時における静音性を確保いたしました。

また、筐体デザインの見直しにより各種カメラケースやマウントアダプター使用時における物理干渉を軽減し、多くのアイテムと併せて利用することが可能になった点もおすすめポイントです。

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Fringer「FR-EFTG1」(キヤノンEF→富士フイルムG)

対応レンズ・ボディ

キヤノンEFレンズ→富士フイルムGマウントカメラ

焦点工房のおすすめコメント

富士フイルムの中判ミラーレスカメラGFXシリーズに、現在まで多くの方に愛されたキヤノンEFマウントレンズを装着できるアダプターです。AF、AEはもちろんのこと、手ぶれや収差などへの各種補正にも対応しています。

また、ユーザーの好みに合わせて選べる操作性を持つほか、ハードな使用にも耐える高耐久・高剛性パーツを採用することで精度の高い仕上がりになっている点がポイント。GFXシリーズユーザーの可能性を広げるおすすめ電子系マウントアダプターです。

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MonsterAdapter「LA-FE1」(ニコンF→ソニーE)

対応レンズ・ボディ

ニコンFレンズ→ソニーEマウントカメラ

焦点工房のおすすめコメント

ニコンFマウントの豊富なレンズラインナップが、ソニーEマウントカメラで使えるAF、AE対応の電子系マウントアダプター。独自開発のGドライバーによる高速駆動を可能とし、最大10コマの高速連写、顔認識、瞳AFや手ぶれ補正などの機能にも対応します。

また、撮影した画像の焦点距離、露出などの情報はExifデータとして記録されるため、撮影後のデータ整理も簡単便利でおすすめの電子系マウントアダプターです。

本誌:宮本義朗