2016冬・予算別レンズ交換式カメラ機種一覧

7〜10万円未満の部:選ぶ楽しさが高まる価格帯

定番シリーズ多数、孤高のシグマ機も

早いもので2016年もあとわずか。これからやってくるクリスマス&お年玉シーズンが、1年で最もカメラの値下がりを期待できる期間(ソースは編集部員の肌感覚)です。

そこで今回は、この冬に買える現行品のレンズ交換式デジタルカメラを価格帯別にリストアップしてみました。これを見て、師走を乗り切るモチベーションにしていただこうという物欲刺激コンテンツです。第3回は「7〜10万円未満の部」をお届けします。

なお、基準としている価格は大手量販店における「ボディ単体」(レンズが同梱されていないもの)の税込実勢価格です。販売店や時期により異なることをお含みください。

※掲載は価格順です。

LUMIX GX7 Mark II(7万3,710円前後)

マイクロフォーサーズ/ミラーレスカメラ

上面をフラットに仕上げたEVF内蔵モデル。防塵防滴やEVFチルト機構などの多機能は上位モデルGX8に任せ、スマートにまとめた1台と言えるでしょう。深みある「L.モノクローム」モードや、低振動の静かなシャッターユニットなど、控えめで通好みのカメラです。

パナソニック、サイズを抑えたEVF搭載ミラーレス「LUMIX GX7 Mark II」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/751633.html

※記載価格はボディ単体のものです

PENTAX K-70(7万3,490円前後)

APS-C/一眼レフカメラ

この価格帯ながらアウトドア向けの防塵・防滴・耐低温仕様を備え、視野率約100%のファインダーを搭載するなど、ペンタックスの中級機はひと味違うと見せつける1台。ローパスフィルターレスCMOSセンサーや回折補正といった高画質追求の姿勢も上位機譲り。天体撮影向けの機能はK-70からフルサイズのK-1にも波及しました。

防塵防滴構造の普及一眼レフカメラ「PENTAX K-70」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1004275.html

OLYMPUS PEN E-PL8(7万9,540円前後)

マイクロフォーサーズ/ミラーレスカメラ

リッチな外装が目を引くエントリーモデル。女性ユーザーの満足感を意識して、ダイヤルひとつのディテールまで気を配ったそうです。基本性能は2万円ちょっと安いE-PL7に近いため、決め手は外観でしょう。ブラウンはツイードコートの似合うおじさまにもオススメ。

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SIGMA sd Quattro(8万1,390円前後)

APS-C/ミラーレスカメラ

独特のスタイリングが存在感を放つ、シグマ初のミラーレスカメラ。おおかたの予想を下回る10万円以下で発売され、大いに話題を呼びました。あと5万円足すとAPS-Hセンサーのsd Quattro Hが選択肢に入ってきますが、そこは飽くなき画質への探究心、もしくはシグマへの忠誠心次第と言ってもいいかもしれません。背面情報表示パネルのハイテク感も素敵。

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EOS Kiss X8i(8万1,820円前後)

APS-C/一眼レフカメラ

現在4機種あるEOS Kissシリーズのうち、最も高級なのがこのモデル。バリアングル液晶モニター、Wi-Fiでのスマートフォン画像転送など、最新装備が揃っています。「せっかくの一眼レフだから、本格的なダイヤル操作で撮ってみたい」というあなたには、次のEOS 8000Dをオススメ。

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EOS 8000D(8万3,110円前後)

APS-C/一眼レフカメラ

いわゆる一眼レフ中級機の操作体系を、ギュッと小型化した通向けモデル。基本仕様はEOS Kiss X8iと同様ながら、カメラに慣れたユーザーには心強いダイヤルや表示パネルも搭載しています。これから一眼レフを手にする方は、これで慣れると上位機に買い換えても怖いものがないでしょう。

※12/19 14時20分追記:記事初出時にWi-Fi機能がないと記載していましたが、誤りだったため修正しました。

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D5600(8万7,390円)

APS-C/一眼レフカメラ

バリアングル式モニター+タッチ操作、持ちやすいグリップなどで定評あるD5500(5〜7万円未満の部)に、スマートフォンとBluetoothで常時接続する新機能が付いた最新モデル。D5500でも十分不満のない仕上がりですが、「どうせ買うなら最新を!」という男気あるあなたに。

ニコン、SnapBridge対応になったAPS-C一眼レフ「D5600」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1029236.html

OM-D E-M5 Mark II(9万2,000円前後)

マイクロフォーサーズ/ミラーレスカメラ

手持ちでの動画撮影も想定した強烈な効きの手ブレ補正が、当時最上位だったE-M1のユーザーをも嫉妬させた1台。OM-DシリーズではローエンドのE-M10 Mark IIが約6万5,000円ですが、動画も撮りたくなるかも?という方には間違いなくこちら。EVFもより見やすいです。

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SIGMA SD1 Merrill(9万8,380円前後)

APS-C/一眼レフカメラ

Foveonセンサー搭載の一眼レフカメラ。孤高の存在と呼ばれる同社カメラは、使いこなしに求められる覚悟が違います。例えば、撮影後の書き込みに待たされたり、緻密にピントを合わせたくてもライブビュー機能がなかったり。しかし、他で得られない"Foveon画質”をうまく引き出せた暁には、感動とともに全てを許せてしまうことでしょう。

新製品レビュー:SIGMA SD1 Merrill
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/525438.html

D7200(9万8,640円前後)

APS-C/一眼レフカメラ

ニコンのAPS-C一眼レフの中で、20万円以上するフラッグシップ機であるD500のひとつ下にあたるモデル。あと4万円ほど頑張るとフルサイズのD610を買えますが、レンズも高価になることや、持ち歩きも大変になってくることを考えると、現実的にこちらという判断もアリだと思います。

新製品レビュー:ニコンD7200(実写編)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/693810.html

デジカメ Watch編集部