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写真で見るライカXバリオ

 6月20日発売の「ライカXバリオ」(Leica X Vario)をライカカメラジャパンよりお借りできたため、外観写真を中心にお届けする。

 ライカXバリオは、APS-Cサイズの有効1,620万画素CMOSセンサーを搭載するレンズ固定式のデジタルカメラ。28-70mm相当のズームレンズを搭載している。サイズ感は、単焦点レンズを搭載するライカX2とM型ライカの中間。APS-C機「ライカX2」のズームレンズ版というとイメージしやすいだろう。ライカレンズにおいて「Vario」はズームレンズであることを表す言葉。

 レンズの大きさに合わせるようにゆとりを持ったボディに、3型92万ドットへ大型・高精細化した液晶モニターを搭載。背面右手側のスペースにも余裕が生まれた。背面の操作部は、方向キー周囲のホイールがサムレストを兼ねたダイヤルになるなど、M型最新モデルの「ライカM」に通じる操作体系になっている。メニュー表示やライブビュー画面もライカMと共通のデザインだ。

 露出設定の操作方法はライカX2に準ずる。ボディ上面にシャッタースピードと絞り値のダイヤルを備え、どちらも「A」の位置にするとプログラムAE、どちらかを任意の値に動かすことで各優先AEとなる。AFなどM型ライカにはないオートの便利さを持ちつつ、露出設定の意図を持つ撮影者にとっても直感的に操作しやすい仕組みと言えるだろう。

 加えてライカXバリオでは、レンズ鏡筒にフォーカスリングを装備。鏡筒に記された距離指標にフォーカスが追従する。無限遠の先に「AF」のクリックストップがあり、その状態ではAFを利用可能。MF時は「MFアシスト」をONにすることで拡大表示も見られる。最短撮影距離は40cmだが、望遠端70mm相当時のみ30cmまで寄れるため、クローズアップも狙えそうだ。

 大きめのイメージセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラが市場を賑わす中、ズームレンズ搭載のAPS-Cモデルは想像以上に少ない。レンズとセンサーが一体になっている点で言えば、ユニット交換式のリコーGXR「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」(2012年3月発売)以来となるだろう。そのGXR A16ユニットとは、ズーム操作が手動である点が大きく異なる。

 ズームレンズを採用した本機は、M型ライカほど敷居が高くないライカX2の高級感やスマートさに魅力を感じつつも、ズームレンズを必要としていたユーザーに特に強く訴えかけるだろう。

ライカX2(右)と比較

【参考】左からM型ライカ(M8.2)、ライカXバリオ、ライカX2

画面

撮影画面
方向キー上で露出補正、ブラケット設定、調光補正のメニューを表示する
フラッシュ設定
ポップアップストロボを内蔵
ホワイトバランスはWBボタンでダイレクトに変更可能。画面下半分でプレビューしながら選べる
ISO感度もISOボタンからダイレクトに設定可能
ISOオート時の感度の上がり方を設定可能
AFモードの選択メニュー
MFアシストの拡大表示。写真のように枠を自由に動かせる
セルフタイマーも利用可能

・メニュー画面

・再生画面

再生表示
ダイヤルで最大倍率まで拡大したところ
電源オフ時にはライカロゴを表示

(本誌:鈴木誠)