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ライカ、フォトキナ新製品の国内発表会を開催
Reported by 本誌:鈴木誠(2014/10/1 09:00)
ライカカメラジャパンは、9月16日に開幕したフォトキナ(ドイツ・ケルン)で発表された新製品の国内発表会を9月29日に開催した。
9月16日にドイツ・ケルンで開幕したフォトキナ2014において、ライカカメラAGは創設以来最多という多くの新製品を発表。10月にかけて世界各地でも発表会を行なっているが、その中でも東京には世界で一番早く実機を持ち込めたという。
新製品の概要およびフォトキナでのライカの出展状況は、先日ドイツからお伝えした通り。
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9月29日に行なわれた国内発表会では、ライカカメラAGのHelmut Heier氏がフォトキナ2014の出展状況などを説明した。
2014年はフランスで初めて写真が撮られてから175周年。75年後の1914年にオスカー・バルナックが現在「ウル・ライカ」(Ur Leica)と呼ばれる試作機を開発し、そこから100周年の節目となる2014年の5月には、ライカ発祥の地であるドイツ・ウェッツラーにライカカメラ社の新社屋がオープンした。
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同じ年のフォトキナ2014では、2012年の前回に引き続きケルンメッセのHall1を借り切った同社。「ホール全体を借り切っているのはライカだけ」と語る。また、同社はそのホールの2/3をライカギャラリーに割り当て、大規模な写真展を開催。1950年に始まったフォトキナは当初“機材半分、写真展示が半分”のショーだったといい、「ライカは今でもその精神を受け継いでいる」と強調した。
新製品とともに発表されたライカフォトパークは、クラウドベースの写真を楽しむサービス。「ライカのカメラはいい写真を撮るための完璧なツールだが、フォトパークはそれを楽しんで活用してもらうための完璧なツール」と位置づけを説明。年末には全世界的に展開する予定だが、当面は英語版・ドイツ語版のみの提供となる。
なお、現時点で決定している新製品は、ライカM Edition 60、ライカM-A(Typ 127)、ズマリットM f2.4/35mm ASPH.、ズマリットM f2.4/50mm、ズマリットM f2.4/75mm、ズマリットM f2.4/90mm、ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.、ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.、ライカS(Typ 007)、ライカS-E(Typ 006)、ライカX(Typ 113)、ライカX-E(Typ 102)、ライカV-LUX(Typ 114)、ライカD-LUX(Typ 109)。