カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

コスプレは私たちを自由にする(その3)

これまでのお話

コミケの華、といえばやっぱりコスプレ。撮影前に少しインタビューさせていただいたので、ちょっとご紹介しましょう。

蜜ヰゆかさん
コスプレははじめて。服は、自分のサイズを元に注文で作ってもらえるところにオーダーしたそうです。そんな所があるんですね。せっかくだからコスプレしました、ということだそうです。すごい人でした。

Taxさん
コスプレの経歴は5年ほど。まず体をしぼって、スーツはオーダー。ポーズはいろいろ考えるけどもなかなか納得のいくものはできないそうです。このコスプレ広場の開放感を目の当たりにしてコスプレをやってみたくなったのがきっかけだそうです。ちなみに3時起きだそうです。

こなさん
このキャラを選んだのは、すきだからだそうです。上の服とローファーは高校のときのものです。コスプレは半年ほど。超会議のときは全体の動きがスムーズだったのでコミケの混雑には驚かれている様子でした。5時おきですがここに来るまでに迷ったそうです。

桃炭酸さん
東京ミュウミュウという2002年のアニメのキャラです。今年のプリキュアが動物系だったので、やってみたくなったそうです。自分の体のラインにあわせて型紙から、友達に手伝ってもらいつつ作ったそうですよ。

リーカさん
艦これの日向です。かなりの瑞雲推しです! 法被は富士急ハイランドの公式グッズ。手元の水上偵察機、瑞雲は1/48スケールのモデルがあればサイズ的に適当なんですが、1/72スケールしかない。でもこれでは小さすぎるため、他の航空機モデルの1/48スケールを瑞雲化したそうです。こだわりを感じますね!

ご協力ありがとうございました! 取材はコミケ1日目に行いましたが、この日は大変なくもり空で、太陽が出現せず、しかし雨は降らないという天候にめぐまれた日となりました。例年は強い日差しがくっきり影を落としてしまい、気温もかなりあがります。とても過酷な現場ですが今回はずいぶん天気に救われた思いがします。

ここまでコミックマーケットでのコスプレ撮影を見てきましたがいかがでしたでしょうか。じつはカメラマン参加者からは料金を徴収していないんです。一方で、コスプレ参加者は登録料を支払っています。これについては準備会がそう決めているので、いち参加者としては意見はありません。

最後にひとつだけ。コミケに客はいません。すべては参加者です。カタログを熟読し、ルールとマナーを守り、この表現の場を守りさらに盛り上げるのが参加者です。

次のコミックマーケットは年末、ビックサイトで開催される予定です。

撮影:hamashunさん
ライカS-E + ズマリットS f2.5/70mm ASPH.(CS)

※本コンテンツはフィクションであり、実在の製品・団体・人物・地名とは関係ありません。

飯田ともき

2011年に漫画サークル「ていこくらんち」をはじめる。2015年に発表した「カメラバカにつける薬」が注目を集め、人生に起死回生のチャンスを得ることとなる。好きなプリキュアはハートキャッチプリキュア。