トピック
ねじ込み式とマグネット式の2つに対応した「EVO-Series Natural CPLフィルター」
- 提供:
- H&Y Filters Japan
2024年6月26日 12:00
革新的なフィルターシステムがH&Yから登場した。レンズ前面に装着する丸型のフィルターは近年、取り外しが容易なマグネット式が人気となっている。ただ、装着に不安を覚える人は従来のねじ込み式を利用していた。EVO-Seriesはその2つの装着方法を選択できるフィルターだ。
マグネット式はアダプターリングをレンズに装着し、フィルターを近づけるとマグネットの力で吸着する。EVO-Seriesのマグネットは非常に強力で軽い振動では脱落の心配はないが、登山などのハードな環境での移動時にレンズをぶつけるとフィルターが外れる可能性があった。
ねじ込み式は、フィルター本体をネジで回して直接レンズに取り付けることで、簡単には外れない構造になっている。撮影状況に合わせて、取り付け方法を選択できるのは便利だ。
EVO-Seriesのこのフィルターは低反射コーティングを施したCPLフィルター。反射率は0.2%なので逆光に強く、フレアやゴーストが出にくい。H&Yフィルターらしく丈夫な防傷仕様で、防汚・撥水も施してあるため、ハードな撮影環境でも汚れにくく、メンテナンスがしやすいのも魅力だ。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年7月号』より転載・加筆したものです。
偏光度が99%と高く、色みの変化も少ない
EVO-Series Natural CPLフィルターの魅力の1つは、高透過で偏光度も高い偏光膜を採用していながらも色調の変化が少ない点だ。一般的には偏光度の高いCPLフィルターは装着すると全体に黄色がかって見えることがあり、葉の緑色などの印象が変わることがあった。特に雪原や水流など白色の被写体の変化は顕著で、透明感や立体感のある青みが失われるように感じていた。
EVO-Series Natural CPLフィルターは繊細な色調を保ちつつ、偏光度99%でしっかりと反射光を除去する。雪原の美しい白色はそのまま保たれ、湖面の反射を抑えて深い青色を再現できた。
反射率0.2%の超低反射で、フレアやゴーストを抑制
反射率とは光がフィルターを透過せずに反射する割合のことで、反射率が低いほどゴーストやフレアが発生しにくいという利点がある。EVO-Series Natural CPLフィルターは反射率0.2%を実現しており、とても高品質な作りだ。
撮影時は左上から強い光が差していたが、光害が出ることはなく、水面や青空の光の反射をしっかりと抑えている。高透過な偏光膜採用により、高速シャッターでも撮影可能で、ぶらさずに水面の表情を捉えられた。