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いつだってライカレンズと一緒に

ハービー・山口が「Xiaomi 14 Ultra」で都市の移ろいを撮る

Xiaomi 14 Ultra
発売日:2024年5月16日
市場想定価格:19万9,900円(Photography Kit付き)

4つのライカレンズが目を引く、充実したカメラ機能が魅力のXiaomi 14 Ultraが日本に上陸した。スマートフォンで写真を撮るという概念すらも変えてしまうようなモデルだ。

このスマホを手にするのは写真家のハービー・山口さん。変わりゆく渋谷を舞台に都市の移ろいをスナップする。

※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年7月号』より転載・加筆したものです。

ギャラリー|New SHIBUYA Style…Xiaomi 14 Ultra×ハービー・山口

新たに誕生したShibuya Sakura Stage。120mmで階段を上る2人を捉えた。描写力は素晴らしく、レンズ交換式カメラと比べても遜色がない。サブカメラとしても活躍してくれそうだ
120mm相当/絞り優先AE(F2.5、1/11,054秒、-0.2EV)/ISO 500/WB:オート
代官山の路地を歩く。注目はF4で描き出した写真らしい太陽の光条。従来のスマートフォンにはないF1.63~F4の可変絞り機構を持つ23mmレンズだからこそ可能になった表現だ
23mm相当/絞り優先AE(F4、1/603秒、-0.7EV)/ISO 50/WB:オート
次々と新しい施設が誕生する渋谷の変化には驚かされる。手前は建物内、奥は屋外と明暗差のある難しい条件だったが、白飛びや黒つぶれすることなく、しっかり再現してくれた
75mm相当/絞り優先AE(F1.8、1/2,559秒、-0.2EV)/ISO 500/WB:オート
手前の人物を望遠レンズで大きくぼかし、奥に道を歩く人物を配置した。スマートフォンでは気になるシャッタータイムラグもほぼなく、狙ったタイミングで写し止められる
120mm相当/絞り優先AE(F2.5、1/100秒、±0EV)/ISO 160/WB:オート

Xiaomi 14 Ultraは何がすごいのか!?

Xiaomi 14 Ultraの最大の特徴は、4つの高性能レンズを備えたライカ クアッドカメラシステム。さらにプロモードを使えば、一眼カメラと同等の設定変更や操作が可能だ。

ライカと共同開発したクアッドカメラシステム——4つのライカレンズを搭載

ライカと共同開発した4つのレンズを搭載。メインカメラのセンサーにはソニー製の1型センサーを採用し、高画質を実現している。

[ライカ 23mm] (メインカメラ)

  • 画素数:約5,000万画素
  • センサー:LYT-900
  • 絞り:F1.63~4.0

[ライカ 12mm] (超広角)

  • 画素数:約5,000万画素
  • センサー:IMX858
  • 絞り:F1.8 5cmマクロ撮影

[ライカ 75mm] (フローティング望遠)

  • 画素数:約5,000万画素
  • センサー:IMX858
  • 絞り:F1.8 10cmマクロ撮影

[ライカ 120mm] (ペリスコープ望遠)

  • 画素数:約5,000万画素
  • センサー:IMX858
  • 絞り:F2.5 30cmマクロ撮影
カメラに変身するPhotography Kit
予備バッテリーとしても使える写真撮影グリップ、デコレーションリング、67mmフィルターアダプター、ストラップのセット。購入者全員にプレゼントされる
90Wの急速充電に対応
5,000mAhの大容量バッテリーを搭載。さらに90Wのハイパーチャージに対応しているので同梱の充電器を利用すれば約33分で1ー100%充電される。ワイヤレス充電※も可能だ ※ワイヤレス充電機は別売り
高品質な有機ELディスプレイ
WQHD+(3,200×1,440)の高解像6.73インチ有機EL(AMOLED)ディスプレイを搭載。クリアで見やすいのはもちろん、3,000ニトのピーク輝度は明るい屋外の撮影でも高い視認性を確保している

デジタルカメラと同等のプロモードで自分好みの写真が撮れる

いくつかの撮影モードが搭載されているが、作品制作となればプロモードを選びたい。絞りやシャッター速度、ISO感度、WBの選択、露出補正がレンズ交換式のデジタルカメラと同じように行え、ベストなシーンをイメージ通りに捉えられる。

夕方の雰囲気を演出するため、トーンを-10、暖色を30に設定した。自分好みの仕上がりを細かく設定できるのもXiaomi 14 Ultraの良さだろう
75mm相当/絞り優先AE(F1.8、1/100秒、-0.2EV)/ISO 80/WB:オート/トーン:-10 色調:30/0 彩度:0 質感:20

こだわりのカスタム撮影スタイル

カスタム撮影スタイルでは、イメージや好みに合わせて、トーン、色調、彩度、質感の調整が可能。画面の変化を見ながら直感的に好みの色みが見つけられる。細部までこだわった表現を楽しみたい方にはおすすめの機能だ。さらにスタイルプリセットとして登録すれば、シーンや狙いに合わせていつでも呼び出せる上、ほかのユーザーとも共有できる。

ハービー・山口さんのオリジナルスタイルプリセットをダウンロードしよう

下記URLからプリセットをダウンロードし、インポートすればハービー・山口さんのオリジナル設定での撮影が楽しめる

https://book.impress.co.jp/books/1124110206

特別感を演出するオリジナル透かしマーク

ライカのロゴ入り透かしマークやレンズ情報が入れられる。ハービーさんもモデルとなった人たちに写真をプレゼントした。

撮影協力:日本写真芸術専門学校

インタビュー:スマホではなく「カメラで写真を撮っている」気持ちになる

Xiaomi 14 Ultraで撮影中のハービー・山口さん

——Xiaomi 14 Ultraで中目黒から渋谷までを歩きながら撮影されていかがでしたか?

ハービー・山口さん(以下ハービー): Xiaomi 14 Ultraを手に朝から夕方まで街を歩き続けましたが、もはやスマホではなく、カメラですね。1型センサーを採用していることもあるのだと思いますが、描写力は高級コンパクト(デジカメ)とまったく遜色なく、実際に作品を見ればその実力は感じてもらえるんじゃないかと思います。

——カメラとしての評価はどうですか?

ハービー: まず、最初に感じたのはシャッタータイムラグの小ささ。これまでのスマホは狙ったタイミングからワンテンポ遅れるイメージでしたが、Xiaomi 14 Ultraはまったく気にならず、ミラーレスカメラと同じ感覚で撮影できたのには驚きました。

——4つのレンズ(焦点距離)をタッチで切り替えながら撮影されていたのが印象的でした。

ハービー: 12mm、23mm、75mm、120mmの4つのレンズの切り替えがワンタッチでとても簡単なので、被写体やシーンに合わせて素早く対応できるのが便利ですね。単焦点のライカレンズを交換するのと同じようなイメージで撮影できます。もちろんズームレバーを使えば自由度はさらに高まると思いますが、今回はあえて4つのレンズの味を感じることに主眼を置きました。それぞれ個性はありますが、やっぱり僕は絞り羽根が付いている23mmが好みです。

——Photography Kitの装着でルックスがほぼカメラになるデザインはどうですか?

ハービー: シャッターボタンを人差し指で押せるのが良いですよね。ズーミングや露出補正などカメラライクな操作性は撮影していてストレスを感じません。

——仕様全般で気になった点はありますか?

ハービー: 視認性の高いディスプレイは屋外でも自分の意図した構図に落とし込め、カスタム撮影スタイルなど、より自分の思い描いたイメージに追い込める機能も楽しいですね。防塵・防滴機能や手ブレ補正機能、90Wのハイパーチャージなどもカメラとして使うことを考えると心強いです。“良いカメラは、人生を豊かにしてくれる”。Xiaomi 14 Ultraを手にして改めて、そのことを感じました。

路面に置いたグラスに太陽を重ねて、12mmで撮影した。奥行きのある表現は超広角レンズならでは。個性的な4つのレンズが表現の幅を広げてくれる
12mm相当/絞り優先AE(F1.8、1/429秒、±0EV)/ISO 50/WB:オート
設定をモノクロに変更し、工事が続く渋谷駅前の様子を切り取った。屋外でも有機ELディスプレイは見やすく、ストレスなく撮影できる
120mm相当/絞り優先AE(F2.5、1/5,280秒、±0EV)/ISO 500/WB:オート

ハービー・山口 × Xiaomi 14 Ultra【いつだってライカレンズと一緒に】(動画)

デジタルカメラマガジン編集部